Matahari @マレーシア

マレーシア在住歴13年 | かつてマレー半島で起きた日本占領期の証言を聞いて伝える活動…

Matahari @マレーシア

マレーシア在住歴13年 | かつてマレー半島で起きた日本占領期の証言を聞いて伝える活動をしています | フリーランス日英通訳•バイリンガル司会•ライフコーチ•ライター | テニスと猫様と神社をこよなく愛する40代 | ルーツは福岡 生まれは横浜 育ちは山口県防府市 |

マガジン

  • Before Too Late / 東南アジア日本占領時代編

    Before Too Late 手遅れになる前に [東南アジア日本占領時代編] かつて 日本が占領したマレー半島で紡ぐ「赦しの糸」 マレーシアのクアラルンプール在住12年の筆者が、私たちが知らなすぎる東南アジアの旧日本軍が占領していた頃の歴史について、現地の人々の視点からお話を聞き、英語と日本語の両方で調査したことをベースに、真実を紐解いて行きます。 太平洋戦争開戦から80年。次々に当時を知る生存者がこの世を去る中、二世や三世の方々のご協力を得てお話を聞いています。 2022年後半・・・ コロナ禍で中断していた慰霊ツアー、再開しました。 YouTubeチャンネル始めました。 https://www.youtube.com/channel/UCGuSlktG66tkmLdBfaHYEHA 心に寄り添う質問を選び、言葉にならないお話を引き出せるように心がけています。

  • Before Too Late / 現代編

    Before Too Late 手遅れになる前に [現代編] なぜか縁あってマレー半島に12年住んでいる筆者が、この地で子育てしながら体当たりでやって来たお仕事や日常生活を通して重ねて来た出逢いや思い出に残る対話を振り返り、マレーシア人や外国人に教えてもらった混迷を極めるこの世界を力強く生き抜くためのサバイバル法や知恵、明るい未来を手繰り寄せるためのヒントを、全力でお伝えします。 手遅れになる前に。

  • 小説「あの丘の上の楽園で会おう」

    この作品は、日本占領期のマラヤにおいて、筆者と対話を重ねた本人やその祖先が体験した内容の証言や歴史的事実をもとに、小説的に構成したものである。登場する作中の主人公とその家族、友人などは架空の人物である。 太平洋戦争は、数多くの悲しみと愛のドラマを生んだ。 生存者が次々にこの世を去る中で、戦争を知らない世代の筆者が日々出逢う人々との対話の中で、後世に残すべき物語を小説のスタイルで綴っていく。

  • YouTube チャンネル Before Too Late

    2022年8月より随時アップロード予定。 これまで証言にご協力いただいた方とのエピソードや、わたしMatahariとお仕事をご一緒させていただいた方へのインタビューなどを不定期でお届けする予定です。 Before Too Late - YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCGuSlktG66tkmLdBfaHYEHA

最近の記事

マレーシアはコロナ期から完全復活?【KL在住の筆者の近況報告】◉日系企業団体の活動が活発化。本業の日英通訳司会のお仕事が増えて来ました。◉「マラヤの日本占領時代」がテーマのお話し会にスピーカーとしてお招き頂きました。

Matahari@マレーシアこと江頭陽子です。 あと数ヶ月でマレーシア在住14年を迎えます。 気付けばこのnoteを3ヶ月も更新出来ておりませんでしたが(汗) 皆様お元気でしょうか?! しばらく更新出来てなくてごめんなさい(筆者の近況) かなりの間このnoteはストップしてしまっていましたが、昨年9月頃からマレーシアにおけるフリーランスの本業の仕事(日英通訳やイベントのバイリンガル司会)慌ただしくなって来ました。 現在のクアラルンプールはどこへ行っても人・人・人でごった

    • 旧日本軍のマレー上陸作戦から82年。母国を離れマレーシアで13年暮らして来た筆者が思うこの地で生きる私たちに出来ること。

      皆さま、こんにちは。Matahari@マレーシアです。 本日12月8日は、1941年の旧日本軍のマレー上陸作戦と真珠湾攻撃から82年。 英領マラヤ (BRITISH MALAYA) の北東部の海辺のタイ国境に近い街コタバルに、イギリスに事前通告せぬまま旧日本軍が進軍。英領のアジアの植民地だった小国を恐怖に陥れた。 この時、コタバルに上陸したのは、わたしのルーツがある福岡県を本拠地とする「第18師団(通称菊兵団)」の一部の兵士たちだった。 同じ日、タイのシンゴラとパタニ

      • 小説 「あの丘の上の楽園で会おう」 第一章*ペナンのジャングルを逃げ惑った美しい若き日の母

        第一章 「ペナンのジャングルを逃げ惑った美しい若き日の母」 目を覚ますと、まだ日の出前だった。いつものように賑やかな鳥たちの鳴き声が聞こえてくる。もうすぐ日が昇るという知らせだった。 夏子はキッチンで湯を沸かし、熱いコーヒーを淹れた。マグカップを持って、リビングを通り過ぎ、バルコニーのいつもの椅子に腰掛けた。目の前の大木が夏子を静かに見下ろしている。 大都会の真ん中の丘の上に建っているこの古いコンドミニアムには、一年半前に引っ越して来た。都会にも関わらず緑が多いこと、木

        • 小説 「あの丘の上の楽園で会おう」 序章

          突然、わたしたちの住む星を襲った感染症のパンデミック。 外に出ることを一切許されずに過ごした数ヶ月。 未来の見えない不安を感じる日々の中で、ここに取り残されたわたしたちは対話を重ねた。 誰にも話すことのなかった、わたしたちの家族の喪失と再生の物語を。 なぜ、わたしたちはこの時代のこの場所で出逢ったのか。 その答えは誰にもわからない。 一つだけわかることは、わたしたちには語るべき物語と知るべき物語がある。 伝えたい、伝えなくてはいけない。 知りたい、知らなくては

        マレーシアはコロナ期から完全復活?【KL在住の筆者の近況報告】◉日系企業団体の活動が活発化。本業の日英通訳司会のお仕事が増えて来ました。◉「マラヤの日本占領時代」がテーマのお話し会にスピーカーとしてお招き頂きました。

        マガジン

        • Before Too Late / 現代編
          14本
        • Before Too Late / 東南アジア日本占領時代編
          61本
        • 小説「あの丘の上の楽園で会おう」
          2本
        • YouTube チャンネル Before Too Late
          7本

        記事

          もし、広島原爆ドームを解体して、米国のウォ◯マートを建てるなんていう計画があったらあなたならどう感じますか?

          matahari@マレーシアです 突然ですが、あなたに質問です。 もし、広島原爆ドームを解体して米国のウォ◯マートを建てるなんていう計画があったらあなたならどう感じますか? そんなことが起こるわけがない 馬鹿げた質問だ と、日本人なら誰もが思うのではないか、そう感じたあなたは、まともで道徳的な人ですね。私もそう思います。 この問いには、その人それぞれの歴史に対する認識や考え方が色濃く反映されます。日本人で広島原爆ドームどんな場所かを知らない人はいませんし、その保全のた

          もし、広島原爆ドームを解体して、米国のウォ◯マートを建てるなんていう計画があったらあなたならどう感じますか?

          【証言集】 旧英領マラヤ(現マレーシアとシンガポール)を日本が占領した時代(太平洋戦争時)の現地の方からお聞きした証言集

          matahari@マレーシアです。 マレーシアのクアラルンプールに住んで13年になります。 本業の日英通訳やイベントのバイリンガル司会の仕事を通して、さまざまな業種の方とご一緒する機会があります。 このような仕事柄、国籍や人種を問わず言葉の壁を取り払ってプライベートのお付き合いに発展することもよくあります。 そのような暮らしを通して、信頼関係を築いた人々から集めた家族の物語を、自分の言葉で伝えよう、とこのnoteマガジンに書き始めました。 noteマガジン - Befor

          【証言集】 旧英領マラヤ(現マレーシアとシンガポール)を日本が占領した時代(太平洋戦争時)の現地の方からお聞きした証言集

          お久しぶりです。またぼちぼち再開しようと思います。

          皆様ご無沙汰しております。 matahari@マレーシアです。 しばらくnoteの更新をお休みしていましたが、その間も忘れていたわけではありません。 時々これまでの活動を振り返りながらも、今は書くときではないのでは、と意識の外に追いやるように過ごしていました・・・。 そんな中でも、じわじわとフォロワーさんが増え続け、読者さんから有難いメッセージを頂戴することも度々ありました。 この間、わたしは何をしていたかというと、日本に一時帰国したり、さまざまなご縁でお会いする人々

          お久しぶりです。またぼちぼち再開しようと思います。

          2023年夏 戦争を知らない親世代の私たちに出来ることについて考える - 広島原爆資料館を訪ねた日のこと

          Matahari@マレーシアです。 しばらくこちらのnoteをお休みしていた間、わたしは日本にいました。 今年12歳を迎えたアメリカと日本のハーフの息子と二度目の広島へ。 広島に行くことを伝えたら一緒に行きたいと言ってくれた同年代のお友達家族に連れて行ってもらいました。ありがとう! 前回はたしか息子は7歳。まだ幼かったので資料館には行かず原爆ドーム前に行き平和の鐘を鳴らしたことを覚えています。そして、かつてこの場所で何があったのかを、原爆ドームが見えるベンチに座ってお話し

          2023年夏 戦争を知らない親世代の私たちに出来ることについて考える - 広島原爆資料館を訪ねた日のこと

          英語で伝えるヒロシマ被曝体験 86歳の小倉桂子さん

          お久しぶりです。 Matahari@マレーシアです。 しばらく投稿が滞っておりました。現在わたしは日本にいます。 コロナ中は3年以上全く帰れなかったのに、今年2023年はすでに三度目の日本一時帰国となりました。きっとこれも何か意味があることなのでしょう。 わたしの帰国の時期は、7月下旬から3週間ですが、日本はとにかく暑いです。マレーシアは赤道直下で年中暑いのですが、これはまた違った暑さです。ジリジリジリジリ焼け付くような不快な暑さ&熱さ・・・。ほとんど外に出ることなく過

          英語で伝えるヒロシマ被曝体験 86歳の小倉桂子さん

          福岡県鞍手郡「兵士・庶民の戦争資料館」を訪れた日のこと

          Matahari@マレーシアです。 本日は、4月から5月の5週間にわたり日本に一時帰国をし、家族のルーツを辿る旅に出たわたしが出逢った様々な人や場所の中から、特に印象に残ったエピソードの一つをお届けします。 「家族のルーツを辿る旅」に出ようとおもったきっかけ。 わたしはマレーシアに2010年に移住し今年で13年になる。 コロナパンデミックで帰国が叶わない時期が3年以上も続いたが、ようやく帰れることになり、ずっと温めて続けていた家族のルーツを辿る旅を決行することにした。

          福岡県鞍手郡「兵士・庶民の戦争資料館」を訪れた日のこと

          6/24(土)開催 平和のためのおはなし会 CROSSING

          平和のためのおはなし会 CROSSINGを2ヶ月ぶりに開催いたします。 今回のテーマ「祖父の軍歴を調べてわかった衝撃の事実。家族のルーツを辿ることで命の尊さを知り国際化の進む現代で日本人としてどう生きるかについて考える。」 筆者Matahari@マレーシアは、2023年2月に両家の祖父の軍歴(陸軍)を取り寄せました。 祖父たちの軍歴に書かれてあった衝撃的な事実とは・・・。 知られざる家族のルーツに触れることで、自身や身の周りの家族に起きた変化について体験談をお話ししま

          6/24(土)開催 平和のためのおはなし会 CROSSING

          3年6ヶ月ぶりに日本に一時帰国しました。マレーシア人の友人と旅して再発見した母国日本の姿。

          ご無沙汰しております。 Matahari @ マレーシアです。 4月20日の投稿を最後に更新が止まっていました。ご心配をおかけしていたらごめんなさい。わたしは元気です。 この間、わたしは日本にいました。 3年6ヶ月ぶりの日本への一時帰国はたくさんの人の協力で実現しましたコロナパンデミック前の2019年10月に一時帰国をしたのを最後に帰ることのなかった日本へ。4月18日にクアラルンプール国際空港から羽田を経由して、実家のある山口県に帰りました。 これまでもnoteに時折

          3年6ヶ月ぶりに日本に一時帰国しました。マレーシア人の友人と旅して再発見した母国日本の姿。

          開催情報 ミャンマーで活動されている井本勝幸さんにインタビュー 4/22(土)日本時間11am Zoom 第二回 平和のためのおはなし会 CROSSING

          第ニ回CROSSING 新月のお話し会 開催情報 4月22日(土)午前11時(日本時間)より テーマ 「ミャンマーの今 クーデター後のミャンマーで避難民の支援活動を続けられている井本勝幸さんへインタビュー」 ミャンマーの今  長年の内戦で傷ついた国が民主化で平和に再建中に起きたクーデター。 避難民の保護や旧ビルマで今も眠る旧日本軍兵士たちの遺骨発掘活動を現地で行う井本勝幸さんへロングインタビュー 2012年からミャンマーと関わり、2年前のクーデター以来国軍から迫害され命

          開催情報 ミャンマーで活動されている井本勝幸さんにインタビュー 4/22(土)日本時間11am Zoom 第二回 平和のためのおはなし会 CROSSING

          戦前戦後の激動の時代にマラヤで偉大な功績を残した日系マレーシア人森敬湖氏とその家族のストーリー

          こんにちは。Matahari@マレーシア🇲🇾です。 戦前戦後の激動の時代にマラヤで偉大な功績を残した日系マレーシア人森敬湖(もりたかみず)さんのご遺族にインタビューまずこのインタビューが実現するまでの経緯をご紹介させてください。 遡ること約8ヶ月前の2022年7月2日。 筆者は初めてクアラルンプール日本人墓地を訪れました。 きっかけは、親子ほど歳の離れた友人で熊本県天草出身の在マレーシア歴33年の榊原ご夫婦から毎年恒例の慰霊のお話しを聞き、行ってみようと思ったからでし

          戦前戦後の激動の時代にマラヤで偉大な功績を残した日系マレーシア人森敬湖氏とその家族のストーリー

          開催決定 次回おはなし会 3月30日(木)

          皆さま、こんにちは。 Matahari@マレーシア🇲🇾です。 初回にご参加いただいた方にお配りした録画をご覧いただいたご友人が是非参加したいのことで、臨時のおはなし会を開催する運びとなりました。どなたでもご参加いただけます。 対象年齢:8歳以上 お若い方も奮ってご参加ください。 次回おはなし会の詳細【お話し会の詳細】 今回は特にテーマを設定を決めず、皆さんと平和についてお話ししましょう。 悲惨な戦争を二度と繰り返さないために現代に生きるわたしたちが出来ることを一緒に

          開催決定 次回おはなし会 3月30日(木)

          【開催レポート】平和のためのおはなし会CROSSINGはじまりました。

          こんにちは。Matahari@マレーシア🇲🇾こと江頭陽子です。 告知期間たった二日にも関わらず、Zoomと現地参加含め12名の方にお申し込み頂きました。誠にありがとうございます。 平和のためのおはなし会CROSSING (第一回2023/3/25)概要記念すべき第一回平和のためのおはなし会を振り返りますでは、今回のおはなし会の内容を振り返ります。ご参加くださった皆様には、ご紹介した証言や場所をお伝えしたいと思い、これまで綴ってきた証言や慰霊ツアーのレポートなどのリンクも織り

          【開催レポート】平和のためのおはなし会CROSSINGはじまりました。