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協働ロボットの課題

今日は、以下の記事について述べていく。



以前にも、協働ロボットの現状について少し述べたが、今回は、この記事の内容について、思ったことを簡単に述べていくことにする。


まず、この記事で協働ロボットの課題のとして挙げられているのが、用途、安全、容易さである。

用途は、作業能力が劣るという点である。

以前の記事でも述べたが、協働ロボットは専用機や産業用ロボットに比べると、スピードや精度の面で劣る。

これは、人と共同作業を行うので、安全面に配慮しているからである。

そうなると、どの工程で使用するのが良いのか非常に悩ましくなる。

実際に導入してみたら、人間が作業した方が効率が良かったということもあるだろう。

ここでは、1つの作業を丸々協働ロボットで補うのではなく、1つの作業を人間とロボットで分担すれば良いという提案をしている。

1つの作業を1人ではなく、2人で行うということかもしれない。

そうすることで、作業負荷が軽減するのではと書かれている。

しかし、そうなるとコストは今まで以上にかかるので、導入する側にとっては難しい選択かもしれない。


安全についても、以前の記事で少し触れたが、安全基準がどうなるのかである。

ここでは、「当たって止まるのが安全」と「当たらないのが安全」という2パターンの例を出している。

基本的に、日本は安全に厳しいので、後者の考えが多いかもしれない。

だとすれば、柵で囲って産業用ロボットを使う方が効率が良い。

これから、どのような安全基準を作り上げるかが課題と書かれているが、この安全基準があまりに厳しいものになると、協働ロボットの導入数はそれ程上がっていかないだろう。


最後に容易さである。

これは、設定や操作が簡単かどうかということである。

産業用ロボットでは、基本的にロボットティーチングを行うことで、決まった動きをさせる。

その時には、プログラミングによってティーチングを行うことが多い。

そうなると、プログラミングができる人やロボット操作に詳しい人しか扱うことができない。

新しい業界でも使用してもらうためには、扱いが容易であることが重要になってくる。

そういったことから、AIの活用やノーコードプログラミングを取り入れる必要がある。


ここまで、課題ばかりを述べてきたが、メリットも沢山ある。

省スペースにも対応できたり、導入ハードルが低かったり、求める声も多い。

このような新たなテクノロジーをより利用するためには、今後も様々な取り組みが必要になってくるだろう。

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