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人生はなぞなぞ?「あやうく一生懸命生きるところだった」を読んで

図書館で見つけたので、読んでみました。

40歳を目前にして何のプランもないまま会社を辞め、「一生懸命生きない」と決めた著者。全力で走り続けることを辞めたことで見えてきた、自分をすり減らす毎日から抜け出し、自分らしく生きるコツとは?

内容紹介より

いつかはみんな退職する、自分はちょっと早く辞めただけ。

みんな仕事に多くのことを求めすぎ。

「未来のために我慢して稼ぐ」のではなく、「現在の自由のため稼ぐ」。 
稼ぐことには変わりないけど、それって自由な生き方だよね、というような話。(ざっくり)

ゆるいイラストが可愛くて、内容もゆるゆると読める感じでした。
(ゆるいしか言ってない)

以下、気になったところを紹介〜。 

✅人生は「答え」より「リアクション」が重要?

人生は「正解のないなぞなぞ」というジョークなのではないか?と。
ジョークを投げかけられたら、ジョークで応酬したらいい。

深刻になりすぎる必要はない。
毎度毎度、真摯に向き合わなくてもいい。
答えを探す必要はもっとない。

自分のリアクション、いい感じかな?と考えてみよう。

✅何でもできる自由、何もしない自由

韓国の某リゾート地の有名な広告キャッチコピー

たいして旅好きでもない著者が惹かれた理由…

それは「何もしない自由」というコピー。

たくさんのことに追われる毎日から抜け出したかっただけなのに、リゾート地に行きたいと勘違いしていた。

これは会社員時代もそうだったのかもしれない、と。

自分の時間をほしがっていた理由は、何かをしたいからではなく、何もしたくなかったからではないか。
本当の自分の望みを知らないまま、どうでもいいモノやコトでこの乾いた気分を満たしているのかもしれない。

✅同じ人生なら「一生懸命」より「楽しく」

「一生懸命」という言葉には、嫌いなことを我慢してやり遂げるという意味が含まれている。
つまり、楽しくない。

だから、一生懸命生きるのはつらい。それは我慢の人生だから。
同じ人生、どうせなら「一生懸命」より「楽しく」のほうがいい。

結果のために耐えるのではなく、過程そのものを楽しめる生き方がいいね、という話でした。

感想

「一生懸命」って学校で当たり前のように言われて、「一生懸命は正義」みたいな風潮がありますよね。
一生懸命にやってもダメな時はダメだし、テキトーにやっても成功する時はある。

人生なんてそんなもんだから、テキトーに生きたらええねん、っていうメッセージなのかな、と思いました。(BGM ウルフルズ「ええねん」)

そして、本の冒頭にあった言葉。

ゲーテは言った。「人生とは速度ではなく方向」であると。
ならば今、必死になって一体どこへ向かっているのだろうか?

ゲーテって、そんなこと言ってたんですね。

どこへ向かっているのだろう?

会社員を辞めて、自分の時間が欲しいと思っている。
でもそれは、何かをしたいからではなく「何もしたくないから」かもしれない。
本に書いてあるまんまですが、そうかもしれないなーと。

みなさんは、どこへ向かっていますか?

一緒に行きませんか?



ここではない、どこかへ


では、良いお年を!

<あとがき>
「ここではない、どこかへ」って言いたかっただけです。
一緒に行きませんか?ってなんの勧誘?笑
あ、もちろん一緒じゃなくて大丈夫です。
みなさん、それぞれ自分の行きたい方向へ向かってください。
私は、カラオケに行きたくなりました。
みなさん…一緒に行きませんか?←
今年もありがとうございました。

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