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「お渡ししました」にモヤっとした理由。

先日、あるコピーライターの方の本を読んでいた。
その方が書いたコピーについての話もあり、興味深い内容。

本そのものは面白かった。
でも、一つだけ気になる表現があった。

それが、

「〇〇〇〇」というコピーをお渡ししました

というもの。
※〇〇〇〇には、実際のコピーが入る 

お渡ししました。


要は
仕事として、そのコピーを作った。
それを先方に納品した、ということ。
その事実には、何も問題はない。

でも、なぜか
「お渡ししました」という表現に少しモヤっとした。

なぜだろう?

例えば、お店でハンドクリームを買う。
「購入いただいた方に、こちらお渡ししております」
と新シリーズのサンプルを貰う。
その「お渡し」には、モヤっとは感じない。

同じ「お渡ししました」なのに、何が違うんだろう?



おそらく、コピーライターの「お渡ししました」の中に
「作って差し上げた」
という、どこか驕りのようなニュアンスを感じたからだと思う。

上から目線というか、なんというか。
トップ画のネコのような、ドヤが含まれているというか。

それに加えて、コピーライターの方の
「自信」が、そう感じさせたのかもしれない。

******

ということは?

私は自信がない。
私にはないものを、その方は持っている。
だから、鼻につく…のか?

え、そうなの?
そうなのか?

おそらくこれは…
単純に「好み」の問題かなと。

「お渡ししました」
に何も感じない人もいるだろうし、私のように「ケッ」と思う人もいるはず。

ということで、この本は途中で離脱。

******

読書は「著者との対話」なんて言われることもあるけど、ホントそうだよなぁと。

リアルでの対話でも
「この人の話、もっと聞きたいな」
と思ったら、質問したり会話を続けたいなと思う。

興味がなかったら
「へーそうなんですね」
と、可及的速やかに終了する。

本も同じ。

興味を持ったら、その人の著書を追う。
最近だと
綿矢りさは、ほぼチェック済。
山本文緒も結構読んだかも。「恋愛中毒」、知らない世界が見えて面白かったな。

本の場合、興味を持てなかった場合のクロージングが楽なので、良いなぁと。
読むのやめれば、それで終わり。

読書は、AudibleかkindleUnlimitedか図書館なのですが、
これらに共通するのは
「最後まで読まないともったいない」
という気持ちにならないところ。

図書館は無料だし
AudibleもkindleUnlimitedも聴き放題読み放題。
だから
「月に1〜2冊当たりがあったらラッキー」
くらいの感覚で読めるので、気に入ってます。

******

で、何が言いたいかというと。

リアルの会話にせよ、本にせよ
好みじゃない人の話を、ムリして聞く必要はない。

とはいえ、リアルの会話の場合は、仕方がないケースもあるかもですが。

少なくとも、つまらない本を我慢して読む必要なんてない。

だって
そんなことをしてるほど、人生は長くないから。

〈あとがき〉
最後、うさん臭い自己啓発本みたいになりました笑
でもホントにそう思ってます。我慢して読み切る必要はないと思うけど、途中で投げ出した本の分析(なぜ離脱したのか?)は、やってみると面白いです。
今日もありがとうございました。

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