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面接について、思うこと-学生Yのひとりごと#5

就活の面接対策をしたい!何が必要なのか?どうしたらいいのか?面接ってどんな感じ?など面接に悩む全ての就活生にお送りしたい今回の記事。

本記事では、昨年インタビューした21卒のYさんがどのような考え・価値観に基づき就活を行なっていたのかをより深く掘り下げていきます。まずはYさんへのインタビューを振り返ってみましょう。

(所要時間:約4分)

Yさんのプロフィール&あらすじ

今回インタビューしたYさんは一体何者か?というのは、Yさんへのインタビューの際には毎回紹介させていただいています。それがこちら。

就職に直結するスキルを学ぶことはない芸術分野専攻の学生。部活動はトライアスロン部に所属し、アルバイトはフィットネスインストラクターとCOGOO運営。部活が夏まで忙しかったため、秋ごろから就活を開始し、最終的に第一志望の企業に内定。受けた企業はすべて最終選考まで残っていたが、最初に第一志望の企業から内定が出たため、最終選考を受ける前に辞退した。受けた業界は自動車、服飾、SC開発の3つから合計10社。

Yさんの面接についてインタビューし、2記事に渡って紹介しました。どんな対策をしたか、実際どうだったか、などを踏まえ、Yさんの思う業界や企業の絞り方のポイントは、以下の4つでした。

・ 面接官を面接モードにさせず、会話をしよう
・ 会話の流れを誘導しよう
・ あくまでも聞かれた質問に的確に答えることが大切
・ 面接官に語らせて、好印象を持たせよう

こちらの記事について詳細を確認したい方は、後に紹介する『面接編』を是非ご覧ください。

続いては、この記事のメインである、Yさんの思う「面接について」を紹介したいと思います。

面接について

正直私は面接に対して苦手意識はなく、むしろ得意な分野だと思っていました。
それは、アルバイトでフィットネストレーナーをしており、普段から自分よりも年上の社会的地位の高い方とお話しする機会が多かったからだと思います。
実際の面接は多少緊張することもありましたが、質問に答えられず会話が止まるようなことはありませんでした。

面接の8割は部屋に入った瞬間に終わるともいわれます。
学生の立ち姿や所作、声などでほとんどの印象が決まってしまうからです。
その瞬間に面接官に悪い印象を与えてしまったら、不合格と言っても過言ではないかもしれません。
だから、私は見た目に関わる服装について様々な勉強をしました。スーツの歴史や種類、ネクタイの色や結び方、靴の種類や磨き方など、就活のルールに則り、身の丈に合っていながらも他の就活生は意識しないであろうことについてこだわりました。
また、私の場合面接がオンラインで行われることが多かったので、照明やカメラ、マイクに投資することで音質や画質、回線を見直してできるだけ相手に不快感を与えないための環境を整えました。

これらの努力は必ずしも相手に気づかれるものではありません。
しかし、どれか一つでもできていなかったときに相手に悪い印象を与えかねない要素なのです。
せっかく頑張ってきた就活が、見ためだけで台無しになってしまうのはとても残念ですから、普段は服装などに無頓着な私のような学生も、就活だけは自分の見た目について意識を巡らせてみましょう。

見た目の大切な要素の一つとして、表情があります。
ある研究によると、選挙における得票率が「選挙ポスターが笑顔か否か」で大きく変わるといいます。
面接においても表情は重要な要素です。
第一印象が大切なので、入室の挨拶のタイミングや、初めて目が合う瞬間にさりげなく笑顔を見せたり、会話の最中にところどころ笑顔を見せたりすることで、印象をよくすることができます。
常に笑顔なのは不自然なので、やめておきましょう(笑)

また、面接は会話であるという前提で臨みましょう。
尋問ではなく、会話です。
就活におけるESと面接を、誤解を恐れずに言い換えれば、正しい日本語を書く能力を見るテストと正しい日本語を話す能力を見るテストになります。
聞かれたことに対して、的確に答えられるのかどうかや、その言葉を就活生が正しく使えているのかどうかを面接官は見ています。
だから、面接官と適切な会話のキャッチボールができなくてはいけません。
聞かれたこと以上を話過ぎてもいけませんし、回答が短すぎて会話が成立していなくてもいけません。
目上の方に向けた礼儀を除けば、普段友達としている会話と何ら変わらないやり取りの方法で会話をするべきなのです。
友達が「○○ってどう?」と聞いてきて、よくわからなかったときに口ごもって答えなかったり、「ごめん」なんて謝ったりしたら、会話がぎこちなくなるのと同じように、面接官にたいしてこのようなことをすれば同じ結果になります。
すると、せっかく良いESを書けるだけの発想力も文才もあるのに「この学生はコミュニケーションが下手だなぁ」と落とされます。
だから、答えられない質問があれば、「どういう意味ですか」と聞き返してみましょう。そうすれば、必ず面接官は答えてくれます。

ただし、質問をするときに絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「ただ聞くだけ」という行為です。
相手が質問を投げかけているにも関わらず、質問を質問で返す行為はとんでもなく失礼です。
当たり前の様ですが、これはかなり多くの学生がやってしまう過ちの一つです。
相手に何か質問をするときは、「自分がどのような解釈をしたうえで、何に疑問を感じているのか」を必ず言うようにしましょう。
質問をした方は分かるものだと思って問いを投げかけているのですから、「わかりません」とだけ言われても、「何が分からないのかわからない」状態になってしまいます。
短い時間で行われる面接でこのような質問が帰ってきた場合、面接官が「じゃあ次の質問です」と冷たく切り捨てる現場を集団面接で私は何度も見ました。
こういった社会人としての会話の作法を少し知っておくと、面接で自信をもって「会話」をすることができると思います。

面接はあくまでもESに書かれたことの再確認と疑問部分の解消が主な目的です。
そのうえで、就活生のコミュニケーション能力を図るテストでもあります。
基本的にはESの内容を自分で十二分に把握しておけば、対策の半分は終わっています。
もう半分は一朝一夕では身につかないので、面接練習を数こなして自分の思い通りに会話を進められるようになるしかありません。
面接まで進められたということは、その企業の適正はあると判断されたということです。
あとはそのイメージを崩さないように、笑顔を忘れずに面接に臨みましょう。
面接官に「なんだかあの学生と話した時間は楽しかったなぁ」と思わせれば、勝利です!

まとめ

『学生Yの独り言#5』は以上となります。

『面接編』についてのYさんへのインタビューはこちらの記事からCheck!

その他も含め、Yさんへのインタビュー記事は全部で6つあります。是非ご覧ください!

就活の第一歩~業界、企業の絞り方編~
就活開始!~企業研究の進め方編~
最重要!自己分析編
正しく自分をアピールしよう!ES編

また、つい先日22卒のインタビューも掲載し始めました!今までのインタビュー記事は、マガジンにまとめています。待ち合わせや移動中などのちょっとした時間にいかがでしょうか?

今回もお読みいただきありがとうございました!

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