見出し画像

コロナ禍でもケーキ屋さんを開業したいと思った理由

このnoteは、専業主婦の私の、身体にも自然にもクリーンなケーキショップ「Yoko Bakes」の開業記録です。

誰かのためにケーキを焼く充実感

コロナの影響で自粛モードになり、英語のレッスン(先生)をキャンセルした私は、ぐいぐいとお菓子の世界へのめり込んで行くことに。

カマコワで出会った温ちゃんと、4月から始める予定だったカフェもコロナ禍でキャンセルとなったのですが、何もやらずにはいられない。周りは学校がなくてランチやおやつの買い物に困っている。そして、テイクアウト専門のお店を始めたのが2020年4月の中旬でした。

画像1

温ちゃんはお惣菜、私はスイーツを担当し、毎週金曜日の11時から14時まで営業。コロナの状況が刻一刻変わるなか、私たちも対策を考えながら、試行錯誤の日々。それでも、私が作ったお菓子を買ってくれる人がいること、わざわざ足を運んでくれる人がいること、それが嬉しくて嬉しくて、自分のため、家族のため以外の「誰かのため」に焼くことの充実感が何ものにも代えがたいものだと気づいたのです。

お客さんと会話しながら売ること、お客さんが「美味しい!」とその場で言ってくれること、そんなやりとりから生まれる満足感と達成感は、イギリス・フルームでのマルシェそのもの。

やっぱり自分のお店を持ちたい

「やっぱりこれだ」と出店する度に確信。徐々に
・自分が作ったスイーツを自由にディスプレイできる場所が欲しい
・自分だけの作る場所が欲しい
・私の世界を作り出したい!
・いつかお店を出せたらなぁ

と漠然と描いていた夢が、土の中からニョキニョキとすごい勢いで出てきたのです。

ずっと秘めていた夢が、無視できないくらい大きい顔をして現れてきたので、私もそれに応えるように、まず具体的に何をすればいいのか調べ始めました。

ド素人ながらにも、お店を始めるには「お金」と「場所」の二つは必要だな、くらいのことは理解していたので、まず住んでいる近くで物件探し。
鎌倉とか、北鎌倉とか、周りから情報を貰ったり、通りすがりの「テナント募集」の張り紙に連絡してみたり。だけど、はっきり言って、何もわかっていない私。予算?理想の賃料?売上予測?うーーーん、分かりません。体当たりで物件を探していた私ですが、まず、お金のこともある程度分かってないと、と気付き勉強も始めました。

当時HATSUという鎌倉にある起業家支援のコミュニティに入っていたので、そこの方に色々お話を聞き、「私だったらこれくらいの家賃が心地いいのか」という数字が見えてきました。カマコワでの売り上げから、一日にどれくらい売れるんだろう?という予測をして、一日の売り上げx30日で一か月の売り上げ予測を出す。そしてその売上のうち約10%が家賃だと理想的、というところに落ち着きました。

鎌倉での物件探しは難航、諦めかけたその時…!

そこまではいいのですが、私の場合、その金額で借りれる店舗物件が、鎌倉にない!なんせ鎌倉です。ザ・鎌倉です。土地も家も高いのです。私みたいな普通の主婦が、一人で借りられる額ではありません。

「こじんまりと、工房だけでいっかぁ~」とか、「週に一日、間借りでもするかなぁ」とか、最終的には、「子どももいるし、お金もないし、そもそも私にお店なんて、無理なのかなぁ」とか思ってみるものの、やっぱり「我が城が欲しい」という欲は抑えられません(笑)。

そんなある時、建築士・設計士さんであり、カマコワの家主さんであるアトリエ・アンサンブルさんとお電話で話していた時のこと。しっくりくる物件がない話をすると、「ヨーコさん、お店は鎌倉じゃなきゃダメなの?」と聞かれ、なんとなく「いや~、もうこの際、藤沢の方も見ようと思っています」と答えたら、「今ね、藤沢に一つあるの。今から写真と図面送るわ」と、すぐに詳細を送ってくれたのです。

そしたらなんと!

その空き店舗の横はお花屋さん!その隣はコーヒー屋さん!駅からめっちゃ近い!中がめっちゃ広い!緑の屋根が素敵!最高!

そして、そして、家賃が予算内~~~~!!!

これほど興奮したことが人生であったでしょうか。大学受験に合格した時以上に興奮していたかも知れません。まだ見に行ってもいないのに、「私、ここでやります!」と即決し、「いつ見に行けますか?」と最短で日程調整。

アトリエ・アンサンブルさんと、温ちゃんと、家族全員で店舗を見に行ったのは、8月9日の暑い日でした。静かだけど程よく人通りのある住宅街、気の良さそうな近所の人たち、近くに海と川、江ノ電の駅から30秒。隣のお花屋さんも、コーヒー屋さんも、とってもいい方たち。お花も可愛くて癒されるし、コーヒーはめちゃくちゃ美味しい。何だか時間がゆったり流れている感じ。

お店写真①

私、ここだったらやっていける。

そんな気がしました。大家さんに「ここでケーキ屋さんをやりたいです!」と報告し、そこから一気に融資の申請へ。

誰も「やめろ」と言わないからこそ、自分が覚悟を持つ

さくっと済ませるはずだった融資の申請は、思いのほか大変でした。もう、やるもやらないも自分次第。誰も「やれ」と言っていないし、誰も「やめろ」と言わない。私が、このワタシが、やるか、やらないか。たったそれだけ。

面白いことに、私が色々動くと、お店の準備もどんどん進む。私が迷って立ち止まったりすると、ピタっと止まる。当たり前かも知れないけど、私が私の人生の社長なんだ、これは自分に負けるか、負けないか、そういうことなんだと、この数か月、身をもって体感しました。

たった専業主婦の私が、お金の知識がない、人生の経験も少ない、製菓学校も出ていない私が、ケーキ屋さんなんて始められるのか。1万円以上の買い物をするだけでドキドキする私が、何百万も借り入れてお店を始める?子どもが二人もいるのに?もちろん、そんなことを聞いてくるのは自分の内なる声だけ。だから、何度も何度もその声をふりはらって、何度も何度も大事マンブラザーズの「それが大事」を聴いて(笑)、くじけそうになっても、負けそうになっても、絶対やる!と決めて、ここまでやってきました。

そして、お店を初めて見た日から4か月半たった今、カマコワの最後の出店の次の日に、やっと…

店舗の賃貸契約を交わしてきました!!

ここまで来る途中、何度もやめようかと思いました。だけど、インスタで「お店やります!」という投稿を見てくれた方が、「楽しみにしてるよ!」「準備、大変だろうけど頑張ってね!」「ヨーコちゃんなら大丈夫!」と声をかけてくれたことが、本当に励みになりました。折れそうになってる時も、「お店、出来たら行くね」と言ってくれたみんなのお陰で、ここまで来ることが出来ました。


とは言え、やっとスタート地点に立ったヨーコベイクスです。ここで、やっとゼロまで来れました。ここからは、ゼロをイチにして、あとは足していくこと。そのジャーニーを、これからも綴っていこうと思いますので、皆さん応援よろしくお願い致します。

- - - - - ✂ - - - - -

ここまでnoteを読んでいただきありがとうございます。ぜひ、スキやコメント、Twitter、Facebookのシェアもしてくれると嬉しいです。

Instagramではヨーコベイクスのケーキを載せています。ぜひフォローもよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?