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働くアラフォーへの二つの金言

人生の格言って、意外なタイミングで出会いませんか?

偉い人の話はするすると流れていき、ビジネス本も一時の熱狂の後、「面白かったけど、何が書いてあったっけ?」と薄らいでしまったり。加齢のせいの記憶力低下、と言えなくもないですが。

そんなおぼろげな記憶力の私にも、くっきりと頭に残る金言をご紹介したいと思います。二つとも、なにげなくぼんやり情報にふれていたときに出会いました。


一つ目は、TV番組の「7rules」で湖池屋のマーケティング部、野間和香奈さん。6つ目のルール、「大事なプレゼンは若手に任せる」おっしゃっていたこの言葉。

「経験泥棒はしないようにしています」

私は役職者でもない一般社員なのですが、それでも後輩と仕事をすることも多いです。だまっていられない性分なので、しゃべりすぎてしまったり、自分が前に出てしまったり。思いっきり泥棒していたな、と自分を恥じました。


二つ目は、漫画家の東村アキコさんの言葉。流し読みしていたWEB記事で見かけました。原典を当たりたいと思いましたが、探せず…。超多作な東村さんに秘密を聞いたときの回答です。(ややうろ覚えです)

「アシスタントさんたちが優秀で。
 私、目指すのはあんまり働かない部活の部長。
 何かやろうとすると、『逆に大変になるのでやらなくていいです!』
 と言われちゃうような状態が理想」

これはシビれました。

仕事柄、「リーダーシップ」「人を巻き込むスキル」「自律型社員を育てる」など、人を動かすスキルに日々頭を悩ませているのですが、究極は、「自分が邪魔にされる」だとは。

私も邪魔にされる先輩を目指して、忘れっぽい自分を前面にさらして、周囲に助けてもらうようにし始めています。助けてもらえたら感謝、間違いを指摘されたら感謝、相談してくれたら感謝、特に何もなくても感謝。
そうすると、みんな優しく仕事してくれるようになり、徐々に楽になってきました。


私はアラフォーで特に役職もなく、決して優秀な社員ではありません。
正直、将来も不安だし、自分の仕事がなくなるかも、と不安を感じることもあります。
でも、自分の仕事にしがみついたり、自分の手柄を主張したりすることは、かえって自分の仕事をなくしていくことになるのではないかと思います。

手放して、託して、後輩の評価を上げる。
そうすると自分に新しい風が吹いて、別の扉が開く。
そのステージに行かないといけないな、と感じています。

お読みいただきありがとうございました!

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