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【考え事】不意打ちの極意(ダイラタンシーその4)

 ダイラタンシー週間4日目。今日も元気にダイラタンシー関連です。やっぱり一週間のテーマ制は長い気がしてきたなぁ。。と思いつつ、事前に決めていたので今週はひとまず押し切ります!

■ どこからでもかかってきなさいのスタンス

 ダイラタンシー流体の防御スタンスとして、粒子間の衝突で結果的に「どこからでもかかってきなさい」状態になっていることは前回記事で書きました。

 今日はこの「どこからでもかかってきなさいスタンス」って結構合理的で素晴らしいよね、という話。

■ 防御の種類

 ここでいきなり、ハンターxハンターの念能力を例に、防御の種類を見ていきたい。ハンターxハンターでは身体から出ているオーラを操ることで戦闘を行う。オーラは、かめはめ波や波動拳のように放出して攻撃することもあれば、身体に重点的に纏わせて防御に使うこともある(世代的にピンとこない方はごめんなさい。。。)。詳しくはこちらこちらのページを参考に。

 念をまとった攻撃を生身で受けると大ダメージを受けるので、基本的には防御したい箇所のオーラを厚くする必要がある。ハンターxハンターでは、部分的にオーラを集中させる技に「」や「」がある。これらは集中させた箇所の防御力は上がるが、他の部分が無防備になるため集中させる場所を外すと大ダメージに繋がる恐れがある。

 全身をオーラで囲む技を「」といい、これを使えば全身の防御力が上がるためどこに攻撃されてもガード可能だが、オーラの消費量が激しく長続きしないというデメリットがある。

 「」のオーラを薄くして範囲を広げる技を「」という。「」を使うと、オーラ自体で防御はできないが、その範囲内に入った物体や人の動きを瞬時に察知することができ、その後「」等でガードすることができる。一種のセンサーの役割を果たしている。

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 ONE PIECEでもこの「」に似た考え方として「覇気」があり、「」に値する覇気を武装色の覇気、「」に相当する覇気を見聞色の覇気と呼んでいる。

■ ダイラタンシー流体は「円」の使い手

 もうお分かりいただけただろう。ダイラタンシー流体の優れたセンサー機能については前回の記事で述べたように、ダイラタンシー流体は「円」または「見聞色の覇気」の使い手だという事である。自然体で360度どこからの衝撃にも応えられる「どこからでもかかってきなさい」の状況であり、鉄壁の防御体制を作ることができている。敵にするとかなり手強い。入り込むにはこの記事で書いたように友好的に近づくしか方法は残されていないことになる。

■ 指向性の防御を逆手に取る

 最後にこの記事のタイトル「不意打ちの極意」だが、ダイラタンシー流体のように「円」で囲まれていれば不意打ちのしようがない。しかし相手が攻撃態勢や「硬」による指向性防御に入っている時は攻撃のチャンスだ。足にオーラを集めさせてそのタイミングで背中などの違う場所を狙うことで不意打ちを掛けることができる。

■ タイミングをずらす

 ただし、最も成功率の高い不意打ちは「タイミングをずらす」ことだろう。相手が防御体制に入っていない時に攻撃するのが最も効果的である。例えば、「1、2の3!」と、3のタイミングで攻撃を仕掛けると相手も3に合わせて防御しやすいが、「1、23!」というように3の直前の「の」のタイミングで攻撃をすれば相手が防御体制を取る前に攻撃することができる。音楽でいえばウラ拍やフィルインなど、リズム的に相手の意表を突くタイミングで仕掛けることができれば最も相手にダメージを与えやすい。

 これは普段の生活やスポーツ・ビジネスにも利用可能で、相手の意表を突くタイミングのドリブルや予想外のタイミングでの提案など、相手が構えているタイミングの前(後)に山場を持っていくことで、ほとんど丸腰の相手と戦うことができる。こうすることで本当の実力の差を一気に埋められる可能性があり、勝率を大きく上げることができるのでとてもお得な戦法である。

 一方、事前に「円」を張られていればタイミングをずらしても効果が無いため、「「円」を張られたら諦めなさい。」という事も言える。その点でダイラタンシー流体はやっぱり最強だよなぁ。。。と思ったのがこの記事を書こうと思ったきっかけです。

以上


【参考資料】


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