見出し画像

【考え事】マイクロマーケティング

 以前の記事で、「化学マーケティング」として紹介したマーケティングですが、「One to Oneマーケティング」という立派な名前がついているので、改めて紹介します。

■ 消費者の嗜好の複雑化

 前回記事で貼った図の下段が「One to Oneマーケティング」となっていましたが、少しニュアンスが違いました。「多様化した顧客にマスマーケティングを投げた場合」ですね。

画像1

 同じ絵でOne to Oneを表すと、以下のようになります。

画像2

■ マスマーケティングとOne to Oneマーケティングの違い

 2013年発行なので若干古いですが、参考資料の本(「ビッグデータ時代のマーケティング ベイジアンモデリングの活用」)の中に「マーケティングとOne to Oneマーケティング(マイクロマーケティング)の違い」が出てきていたので抜粋して紹介します。

画像3

 ここにはマイクロマーケティング(One to One)では、より個に特化した情報から個別の属性を発見し、多品種・少量の商品をポイント等の方法で流していくべきだと書かれています。

■ One to Oneマーケティングで重要なデータ

 またその本では、データの種類として、特定のマーケティング課題の解決を目的にして収集したアンケートなどのデータを「1次データ」、POSデータなど、何らかの目的のもとに既に貯まっているデータを「2次データ」としています。

 マスマーケティングでは、マーケティング仮説を立てて1次データを集めて立証するプロセスが主流でしたが、データが集まるマイクロマーケティング(One to One)では2次データを分析して知見を出す方が主流になっていくと述べられています。また、2次データの中でも個別のユーザーのデータを入手可能なデータとして、「ID-POSデータ」が良いよと挙げられています。

 ただ、2次データから知見を見出すのは解析方法やモデル化の段階で工夫が必要だよ。と書いてあります。これを機にベイズを真剣に勉強しようと思います。

【参考資料】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?