マガジンのカバー画像

北朝鮮

99
実状の分からない北朝鮮についてのさまざまな文章をランダムに集めています。
運営しているクリエイター

2024年7月の記事一覧

金正恩総書記の最近の核兵器関連発言

金正恩総書記の最近の核兵器関連発言

ちょっと文章を書く上で整理しましたので、ここに一時保存しておきます。

2018年4月(南北首脳会談時)

「核は徹底的に自分たちの安全を保障するためのものだ。使うつもりは全くない」と述べた。また、「我々が核なしでも生きられるなら、何のために多くの制裁を受けながら核を頭にのせて生きるのか」と発言した。さらに、「自分にも娘がいる。娘の世代まで核を頭にのせて生きるようなことはしたくない」と語った(「文

もっとみる
朝ロ「新同盟」はどこまで発展するのか

朝ロ「新同盟」はどこまで発展するのか

 6月に北朝鮮とロシアが結んだ「包括的戦略的パートナーシップ条約」は、両国間の関係強化を目的とした重要な文書となり、大きな波紋と混乱を呼び起こした。

特に韓国では、ちょうど北朝鮮との関係が複雑化している中だったので、反発が広がった・

公開された新条約で、もっとも重要な部分は4条の記述だ。

 全ての手段で援助

 この条項には、「一方が武力侵攻を受けた場合に遅滞なく保有する全ての手段で軍事や他

もっとみる
日朝外交回顧録から

日朝外交回顧録から

北朝鮮関係の本を再読している。

の終章
過去から何を学べるかという章をまとめてみた。
当たり前の内容ともいえるが、こういったバランス感覚は今も必要なはずだ。

筆者は日本外務省で勤務していたベテラン外交官だ。

北朝鮮との交渉から学ぶ教訓一貫性と忍耐の重要性

北朝鮮との交渉は一筋縄ではいかず、何度も合意が破棄されてきた。例えば、2002年の小泉純一郎首相の訪朝で5名の拉致被害者の帰国が実現した

もっとみる
国交正常化の対価は114億ドル規模の経済支援

国交正常化の対価は114億ドル規模の経済支援

2011年12月13日火曜日張哲賢 2011 12 10 国際セミナー報告

過去に残していたメモの一部を再掲します。

拉致関係団体が開いたセミナーでの報告内容です。
日本語に直して、一部を再掲します。なお報告はこれ以上の内容がありました。

小泉総理の北朝鮮訪問前後の北朝鮮の状況

Ⅰ小泉総理の北朝鮮訪問に対する日本と北朝鮮の目的
1.北朝鮮の目的
-日本から過去の謝罪と植民地賠償を受け取れる

もっとみる