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言葉の宝箱0818【信じて裏切られたり、どうしようもないこともそりゃあたくさん起こるんだけど、それはいい勉強になったって思うしかない】


『COW HOUSE カウハウス』小路幸也 (ポプラ文庫2011/8/5)


失態を演じ、鎌倉市にある会社所有の大豪邸の管理業務に左遷、住み込み管理人になった25歳の畔木。無人のはずの屋敷に次々と現れるワケありの人々に戸惑いつつも、婚約者の美咲や坂城部長らに励まされ、任務を全うしようと奮闘するお仕事小説。

・その気になれば、なんだって作れる。
どうやったって生きていくことはできる P94

・縁、というものは確かにある(略)
仕事でも、個人的にも P98

・誰かが得をすれば、損をする人もいる。
得をした人を守ったら、損をした人を切り捨てることになる P99

・自分で作った居場所が、必ずしも本意じゃない人は、たくさん居る P283

・仕事をしていて何が大変かって、人を信じるってことだ。
何もかも自分でやれば安心はできる
。何かあったときにも自分一人の責任だから、気楽って言えばそうなんだ。でもそうじゃない。
周りの人を信じて、任せて、それで初めていろんなことが廻っていく。
信じて裏切られたり、どうしようもないことも
そりゃあたくさん起こるんだけど、
それはいい勉強になったって思うしかない P311

・歩き出せばぁ、なんとかなるってもんですよ P341

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