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言葉の宝箱 0586【できることは、できる。できないことは、できない。そこを、はっきりさせること。なにがだいじか、そうでないか、自分で考えて決めること。うまく人生の舵を取るコツよ】

『よるの美容院』市川朔久子(講談社 2012/5/22)


12歳のまゆ子は両親と離れて遠縁のナオコ先生のもとで暮らしている。
ナオコ先生の営む『ひるま美容院』は
古くからのお客さん達によって支えられている昔ながらの小さなお店。
まゆ子は辛い記憶のせいで声が出ない。
月曜日の夜、閉店後の美容院でナオコ先生は
まゆ子のためだけに丁寧にまゆ子の髪を洗って整える。
心を閉ざしていたまゆ子の声がだれかに届く日はくるのだろうか。
言葉を失った少女の再生を描いた第52回講談社児童文学新人賞受賞作。

『ひるま美容院』『まゆ子』『ペンとメモ』『サワちゃん』
『よるの美容院』『見知らぬ少年』『颯太』『冬の日々』『小さな星空』『秘密』『タケルからの手紙』『春』『まゆ子からの手紙』の13章。


・できることは、できる。できないことは、できない(略)
そこを、はっきりさせること。
なにがだいじか、そうでないか、自分で考えて決めること(略)
うまく人生の舵を取るコツよ P72

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