見出し画像

言葉の宝箱 0845【才能なんていうのは、結果を出した人が受ける称号に過ぎない】


『ひかりの魔女 さっちゃんの巻』山本甲士(双葉文庫2020/10/18)

重ノ木さちはフリースクールに通う小学五年生の女の子。
不登校の小中学生が通うその施設に、
ある日突然、ボランティアスタッフとして
真崎ひかりと名乗る謎のおばあちゃんがやってきた。
作務衣に割烹着姿、手ぬぐいを姉さんかぶりした、
見た目はちょっと変なおばあちゃんだったが、
彼女の笑顔と「優しいうそ」で、
バラバラだった子ども達の雰囲気が少しずつ変わり、
さちやその家族の気持ちにも徐々に変化が……。シリーズ第3弾
追記:もしかして、さちは第1弾のあの子?

・自分たちの面倒をみてくれる人に
お世辞を言うぐらいの常識は持っている P5

・字を書くときに閉じるべき部分をしっかり閉じない人は、
しまりのない人だと言われる P17

・年を取って身体を動かさないでいると、どんどん衰えてゆく P24

*承認欲求とかいうやつで、
自分は社会のために長年働いてきたのに
周囲から敬意を払ってもらっていないと感じて、
その不満が悪口や怒りっぽい態度になって出てしまう P36

・可愛がり過ぎると本人のためにならない P36

・今までやったことがなかったこと、
できると思っていなかったことができたという、本当に小さな壁だけれど、それを乗り越えたということが、ちょっとした興奮と喜びになった P61

・丁寧にやることと、効率的にやることは
逆のことじゃなくて、実はつながってる(略)
丁寧に勉強しようと思えば、
無駄なことは省くべきだということになる P68

・才能なんていうのは、結果を出した人が受ける称号に過ぎない P72

・子どもがウソつくのは成長の証(略)
子どもがウソつくようになるのは、
それだけ知恵が発達してきたということで、
誰もが通る道だから、あまり目くじらを立てない方がいい P161

この記事が参加している募集

#わたしの本棚

18,115件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?