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言葉の宝箱 0290【終わりが見えないから苦しい】

『襷を我が手に』蓮見恭子(光文社2017/11/20)


実業団「ワトー電器」所属でオリンピックを目指していた
マラソン選手の千吉良朱里は突然チームが休部となり、
浪華女子大学で創設される駅伝部に監督として就任要請を受ける。
すでに選手としてのピークを過ぎた
朱里は指導者としての道を歩む決意をするが、
新設されたばかりの駅伝部は部員ゼロからの状態で
スタートしなければならない、大学女子駅伝の世界を描いた青春小説。

・自分の限界は、自分には見えない。
私は、その限界を『ガラスの壁』と呼んでいるの。
押してもビクともしなかったのが、
押し続けるうちに突然脆く崩れて、
最初から壁なんてなかったと気付くからよ(略)
反省点が多い者ほど、時間が足りないと焦るはず(略)
明日からは強くなる為に練習しよう。
敵は自分(略)ガラスの壁を打ち破る為に自分なりの目標を立てる P254

・終わりが見えないから苦しい P260

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