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言葉の宝箱0617【大人の女の化粧は他人のためじゃない。自分のため】


『花歌は、うたう』小路幸也(河出書房新社2017/10/20)


天才的ミュージシャンだった父の失踪から9年。秘められた音楽の才能が花開く時、止まっていた時が動き始める。幼馴染の勧めで歌を歌うことに真剣に向き合い始めた花歌は父親譲りの天才的な音楽の才能を花開かせていく。そんな中、父・ハルオの目撃情報が届く。
祖母・母・娘、三世代女子家庭の再生の物語。

・子供同士が仲良くして毎日過ごしてくれるのは、
親にとってはありがたいもんさ。
それを邪魔する必要なんかまるでない P25

・同じ人間でも、生きる世界が違う人って確かにいる P60

・良くない親はいる。どうしても、いる P99

・大きな子供は小さな子供を守る(略)
それは、大人が子供に教えなきゃならない、人の道だよ(略)
男と女のことなんざぁ、当人同士の問題さ P107

・大人の女の化粧は他人のためじゃない。
自分のため(略)
甘みというのは、年を取った女にこそ必要なもの P135

・何の付き合いもない親戚なんて他人より遠いよ P182

・訓練をすれば何でも磨かれる P200



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