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言葉の宝箱1228【子どもは厳しくしすぎると、嘘をついてごまかすようになる。かといって何もなかったことにすると、親をごまかすのはたやすい、と思い込むかもしれない。その辺のバランスはとても難しい。だから、どういうふうに接した方がいいか、それはご両親で考えて、自分の家の方針を決めるといいんじゃないでしょうか】

『菜の花食堂のささやかな事件簿⑤木曜日のカフェタイム』碧野圭(だいわ文庫2022/11/15)

・誰かについて悪い想像をするのはいけません。
その人に悪い念を送ることになるから P30

・恩なんて、そんなおおげさなものじゃないわ。
ひとに親切にできるというのは、自分にとって気持ちのいいことだもの。
お返しを期待しているわけじゃないし(略)
偽善と言う人がいるかもしれないけど、
困っている人が助かるならそれでいいと思うのよ。
ボランティアを偽善だと言う人は、
結局なにもしないで、他人にケチをつけたいだけなんだから P48

・子どもは厳しくしすぎると、嘘をついてごまかすようになる。
かといって何もなかったことにすると、
親をごまかすのはたやすい、と思い込むかもしれない。
その辺のバランスはとても難しい。
だから、どういうふうに接した方がいいか、
それはご両親で考えて、
自分の家の方針を決めるといいんじゃないでしょうか P140

・めんどうくさいと思うこともある。
それでも続けるのは、子どもに対する愛情があるから。
食べるものがその人を作る。
だから、なるだけ良い素材のものを、良い状態で子どもに与えたい P142

・そんなことできない、ですか?
それとも、そんなことやりたくない、ですか?
どっちにしても、
そうあなたが思っている間は、家族との関係は改善しませんよ。
むしろ、そういうふうに家族と向き合うのを避けているあなたの態度こそ、あなたが家族に見捨てられる最大の原因じゃないでしょうか P145

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