見出し画像

言葉の宝箱0806【行動をやめてしまったら何も生じない】


『萩殺人事件』内田康夫(中公文庫2019/12/25)


お見合いのため山口へ向かった浅見光彦の親友、松田は列車の車窓から見えた萩反射炉公園に佇む赤い傘の女性に心惹かれ、その場所を訪れ、そこで萩焼のネックレスを拾ったことから思いもよらぬ事件に巻き込まれる。
山口県を舞台に松田と浅見は複雑に絡み合った連続殺人事件の闇に挑む。
『汚れちまった道』と対をなす異色長篇。

・恋愛感情なんてやつはいつか必ず破綻するものだ P19

・失敗には何らかの問題点があったにちがいない P273

・行動をやめてしまったら何も生じない P274

・異常なほどの干渉ぶりは、好意の裏返しと考えれば納得できる P309

・諦めたというより、ある種の覚悟表明ではないか P440


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?