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身体に合わせた住環境整備、施工のもろもろ

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身体に合わせた住環境整備の細かい技術など リフォーム、福祉用具周りのプロの皆様だけでなく、DIY派のあなたにも
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#手すり

握力落ちてもなんとかします『どこでもグリップ(シロクマ)』 〜新しいモノ、試します…

こちらの工事で使う手すりの棒には、凹凸(ディンプル)がついたものと、そうでないものがある…

重いけどお手軽?な手すり ~屋外用貸与手すり、いろいろ

介護保険で手すりをつけるとき、工事での設置となる、住宅改修以外の選択肢もいくつかある。特…

あと一歩を何とかする工夫 ~下地のない階段端部の、手すり延長技

こちらの仕事の主戦場は、建物に手すりを取り付けることである。住環境整備において、介護保険…

長い距離を飛ばす手すり ~取付不可能?の救世主

手すりがほしいところに下地が見つからない。これ、現場調査では結構ある話である。特に収納が…

Too Hard To DIY  ~手すり付け、自分でやりたい皆様への挑戦状

手すりぐらい、自分でつけられるよ。とおっしゃる利用者さん、時々おります。大工さんや、職人…

けっしてアレではございません ~福祉用具の隠し技 ③

本日こちらに取り上げたるは、トップ画像の貸与品の手すり。手すりです。 パナソニックさんか…

微かな残り香、鮮烈な芳香 〜ひのきやひばの底力

室内の手すりをつける時には、必ずビスを打ち込む前に下穴を開ける。 そうしないと、奴らは木目に沿って明後日の方を向いてしまい、こんなネジ、矯正してやる!と悪戦苦闘することになるからである。 でも、その下穴を開けた瞬間、ふわっ、と知った匂いが立つことが、たまにある。ひのきの柱である。なんとなくツヤもある、程よく硬い感触の木材だ。 そんなときは、お客さんにそのことを話し、良い材料を使ってますね、とお伝えしたりもする。 ご本人が建てたものならその先見の明が讃えられるわけだし、も

スキマじゃないのよ遊びは 〜材料の公差と施工のくふう

実は、日本における室内用の木製手すりの材料は、各社ある程度サイズ感が揃っている。太さは直…

フロフタ&ギャンブル ~手すりの好敵手たち ② 浴室編

①からの続き、浴室編である。 浴室でも手すりに対して、いくつかのライバルが立ちはだかる。…

トイレの紙巻器さま 〜手すりの好敵手たち ① トイレ編

ライバルとは、どんなものにも存在し得ると思うが、手すりについてもその例外ではない。 手す…

吾輩はフィクサーである ①

と言っても、何も和服で池の鯉に餌をやりながら政界への影響力を誇っているわけではなく、自分…

吾輩はフィクサーである ②

①からの続き。 ~手すり付けの技術(外部編) さて、お風呂の手すりと同じくらい難関なのが…

吾輩はフィクサーである ③

②からの続きで完結編。 ~手すり付けの技術(室内編) ようやく、浴室以外の室内につける手…

手すりの時間、建物の時間 〜劣化しにくい材料を選ぶ

手すりの材料を選ぶとき、もっとも大事なポイントはとにかく丈夫なことで、次点が施工性が良いことになる。それらをクリアしたものから、価格やデザイン性を眺めて決めている。 逆に選ばなくなる理由もある。それは、時間が経つと劣化する材料を使っていることで、つまりはプラスチックと紫外線の問題である。 たとえば、他社さんの補強板の工事を見ると、最近はネジを隠すために、プラスチックのキャップが使われる。これ、施工性は良いのだが、何年か経った後に見るとそのキャップが脆くなっていることが多い