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身体に合わせた住環境整備、施工のもろもろ

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身体に合わせた住環境整備の細かい技術など リフォーム、福祉用具周りのプロの皆様だけでなく、DIY派のあなたにも
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記事一覧

握力落ちてもなんとかします『どこでもグリップ(シロクマ)』 〜新しいモノ、試します…

こちらの工事で使う手すりの棒には、凹凸(ディンプル)がついたものと、そうでないものがある…

どうやって敷地から出るか ~平板を使った通路のブラッシュアップ、あれこれ

在宅介護において、外出が簡単にできるかどうかはそれを続けるための、とても重要な要素になる…

階段ですべらないだけではない話 ~後付けノンスリップのチョイス

介護福祉士養成校などでの、授業の準備をそろそろ始めないとならない季節になってきた。基本的…

和室横にトイレをつくる ~押入れ活用トイレのはなし

高齢や障害による身体能力の低下に伴って、介助が大変になっていくことの最上位は、やはり排泄…

重いけどお手軽?な手すり ~屋外用貸与手すり、いろいろ

介護保険で手すりをつけるとき、工事での設置となる、住宅改修以外の選択肢もいくつかある。特…

痒いところに手が届くドリル?! ~改造家ツール ピックアップ②

日曜の寛ぎネタに何を書こうかと、ハンモックの上でだらだらかつ真剣に考えていたら、転がって…

あと一歩を何とかする工夫 ~下地のない階段端部の、手すり延長技

こちらの仕事の主戦場は、建物に手すりを取り付けることである。住環境整備において、介護保険を利用できる方であれば、もうひとつ、貸与品の手すりを使うという選択肢が使えるので、状況によって使い分けることが多いのだが、どうしても置き型や突っ張り棒型では設置が難しく、唯一の解決が住宅改修にならざるを得ない、そういう部分もある。それが室内階段である。 大抵の階段であれば、なんとかする方法は身につけてきたのだが、それはあくまで壁などがある場合。だが階段というのは、家を建てる際に部屋を増や

上吊り&指一本で開け閉め ~開き戸を引き戸にする方法 ②

既存のドアをそのまま使って、引戸にできないかな?という願い、実はわりかし簡単に叶えられま…

扉に邪魔をされない暮らし ~開き戸を引き戸にする方法 ①

室内の開き戸が引き戸であればいいのに、と思うのは、何も障害や高齢に伴って発生する話だけで…

飛び石をカッコよく弄る ~見た目をより良くする拡幅&段差解消

ヘッダーの写真が今回のご相談(BEFORE)です。 こういう、御影石の飛び石って時々出会います…

合わせ技一本!で上まで届ける ~階段昇降機と段差解消機のコラボ芸

二階での暮らしに慣れている方でも、いつかは脚での階段の昇降が難しくなるときがくる。赤子が…

長い距離を飛ばす手すり ~取付不可能?の救世主

手すりがほしいところに下地が見つからない。これ、現場調査では結構ある話である。特に収納が…

Too Hard To DIY  ~手すり付け、自分でやりたい皆様への挑戦状

手すりぐらい、自分でつけられるよ。とおっしゃる利用者さん、時々おります。大工さんや、職人…

ツルツルの洗い場、どうにかしたい ~床材変更のギリギリを攻める

悩み多きお風呂周り、洗い場床の仕上げについてのお話です。 古いお風呂だと、どうしても防水上の理由から床がタイル仕上げになっていることが多く、それが浴室の様々な問題を引き起こしていることがあります。 まず、ひび割れが出来てしまう。これ、そこから必ず水が入ります。なので、それをなんとかしようとシーリングを打ったり、いろいろな戦いの跡が見られる事が多いのですが、だいたい湿気が回り込んで剥がれてしまっています。水は建物の外敵としては最強レベルなのですね。 そこからの悲しい展開はあ