Yoichi

株式会社Pioneerwork代表取締役 ← Freeride World Tourカ…

Yoichi

株式会社Pioneerwork代表取締役 ← Freeride World Tourカントリーマネージャー ← 電通。 自然と遊ぶアウトドアスポーツのコンテンツ価値をアジア最強レベルまで高めたいと思っています。

マガジン

  • どこにも書いてないスポーツの話

    スポーツニュースには出てこない、尖ったスポーツやアスリートを取り上げます。エクストリームスポーツ、アクションスポーツ中心で、ウィンタースポーツが多めです。

最近の記事

「遊び方」を伝えられる人が稼げる時代に

令和。新しい元号を記念してヤフーがインタビュー特集を公開していた。 インタビュー 平成、そして新時代 どれもすごく面白いインタビューだったが、共通点があるインタビューが2つ目にとまった。 AIによる代替で可処分時間が増えることによって、人はもっとアートやスポーツやエンターテインメントや料理といった、より人間らしいことに時間を費やし、生きがいを見いだしていくことができる。 孫正義 AIを活用して一人ひとりの労働時間を短縮できれば、1日の労働時間は2〜3時間になるというイ

    • スキーパトロールは警官でなく料理人である

      1月と3月の2回に分けて、スイスの山岳リゾートヴェルビエの安全管理の総責任者と、白馬村のパトロール2名との交換研修プログラムを白馬村観光局から受託してコーディネートしている。 日本とスイスの環境、法律、文化の違いが大きすぎて、勉強すればするほどパトロールとフリーライドというある意味「混ぜるな危険」という組み合わせは、日本では本当に混ぜてはいけないものなのかもしれない気がしてくる。ただ、現にヨーロッパでは既に混ざっているので、こうやって情報を提供することには大きな価値があると

      • FWTの「2つの責任」

        今日ある人にこの話をしたら、「それどっかに書いたほうが良いですよ」と言われたので、書いてみることにする。 ぼくの上司であり、Freeride World Tourのニコラス会長は、24年前に「The best riders on the best mountains」というコンセプトでフリーライドの世界選手権を立ち上げた人だ。 ビジネスとカルチャーのバランスがすごく良い、とてもリスペクトできるMr. Freerideである。 1月に、先日FWTのパートナーになって頂いた

        • スキー休眠者を復活させるための施策

          星野リゾートの星野社長が、「スキー休眠者を復活させる」ことがスキー業界再生のキーだとおっしゃっているそうだ。 確かに、20年前は今より1000万人以上多くの人がスキーをしていたわけなので、そこには大きなポテンシャルがありそうだ。 ターゲットは、35〜40歳以上で、バブル時代にスキーをしていた人たちといったところだろうか。 実際、私もいろいろなひとに日本のスキー業界の現状について話すと、「昔は毎週末行ってたよ」という方にたくさん会うので、そういう人は確かにたくさんいそうだ

        「遊び方」を伝えられる人が稼げる時代に

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        • どこにも書いてないスポーツの話
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        記事

          スキーをお金にする場所

          一本目:スポーツとしてのスキーの限界 二本目:旅としてのスキーが持つポテンシャル ときたスキービジネスシリーズ。 三本目からは、具体的にどうやって「旅」としてのスキー、スノーボードがお金を稼ぐのかを考えてみたい。 賛否両論いろんなご意見を頂けたら嬉しい。 観光業界の大きなトレンドから話をスタートしてみたい。 観光のマーケットは大きく分けて、 ①飛行機や電車、クルマの移動、 ②宿泊、 ③そして目的地での滞在期間中のアクティビティ、 の3つがある。 ①②はGoogl

          スキーをお金にする場所

          旅としてのスキーが持つポテンシャル

          フェンシングの太田雄貴さんが 「今年、世の中を賑わせてしまったスポーツ団体の問題というのは、強化一辺倒の組織にこそ起こる問題だったと思う。」 と言っていた。 興行や生涯スポーツとして、本来スポーツが持つ価値を最大化するのはスポーツ界全体が持つ課題だ。 私は競技者としてスキーをやった事はないが、スキー業界にも成績第一主義的な風潮は存在するようだ。競技としてスキーを始めた中高生の多くは、勝ち負けと順位で自分の価値が決まるレースの世界を卒業すると、もうスキー場には戻って来な

          旅としてのスキーが持つポテンシャル

          スポーツとしてのスキーの限界

          2018年、スキー人口は93年の1,800万人からスノーボードを合わせても530万人まで減っている。いまその業界にフルコミットしている身として、お金にまつわるスキーの話をまとめてみたいと思う。 スキーはマイナースポーツかメジャースポーツか。 両者の定義は難しいが、そのスポーツを専門として選手やコーチなどの職業で食べていけるかどうかをひとつの基準とするなら、スキーとスノーボードはマイナースポーツだ。 スポーツの収益には大きく分けて3つある。 チケット収入 スポンサー収入

          スポーツとしてのスキーの限界