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中国サイバーセキュリティ【1分で流し読み】

仮想通貨取引、IoT等の分野でのデータ流通量の急増に伴うデジタル上でのセキュリティ向上が課題なのは言うまでもない。

去年11月に中国ではその動きを強める事件が起こった(もちろんこの1件だけではないが)。

2018年11月、中国東方航空の航空券販売システムにバグが発生し、ファーストクラスのチケットがわずか数十元(約1000円)で販売された。2019年1月にはソーシャルECプラットフォーム「拼多多(Pinduoduo)」がクーポン券の不正取得バグに遭い、千万元(約1億6000万円)レベルの損失を被ったと言われている。クーポン券の不正取得、ダフ屋のチケット不正購入、データの改ざん、ファン数の不正な水増し、スキミング、なりすましアカウント、クレジットカードの不正使用、詐欺メール等サイバー攻撃が横行し、企業経営を脅かしている。

出典 https://36kr.jp/21782/

「智普信」はデータ大国である中国内でIoTセキュリティシステムを提供する企業である。

ビジネスや家庭、公共空間、政府機関など様々なシーンにIoTセキュリティシステムを提供する「北京智普信科技股份有限公司(Beijing Zeepson Technology,lnc.)」が、シリーズPre-Aで1億元(約15億円)超の資金を調達した。出資者は「テンセント投資(Tencent Investment)」、「楽博資本(Lebox Capital)」、「国融資本(Guorong Capital)」など。智普信は2008年に設立。現在、同社のプラットフォームに接続している端末デバイスは130万を超え、2019年の売上高は1億元を超える見込み。

出典 https://36kr.jp/22269/

また中国では幼稚園児向けの監視カメラ映像配信システムや交通違反をチェックする監視システム(違反者は交差点の大型ディスプレイで表示される)が導入されており、公共機関や政府機関への需要も高いと思われる。

来る5G時代の波に乗り、さらに成長するサイバーセキュリティ市場だろう。

さらに5Gで実現する高速通信、低遅延ネットワークにより、クラウドのさらなる成長が促されるだろう。クラウド技術を活用するAI+IoT、エッジコンピューティング、IoV(車のインターネット)、自動運転などの業界にも大きな期待が寄せられており、多くの資本家の注目が集まっている。

出典 https://36kr.jp/22063/

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