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発音の難しさ

いきなりですが皆さんは、year と ear の発音の違いはご存知でしょうか?

一見すると同じ発音に思えるかもしれませんが、実はほんの少しですが違いがあります。

発音記号で書くとこんな感じ。

year [jiəɹ] / ear [iəɹ]

よくみると year には j があって ear にはないですよね。実はこの小さな違いがアメリカ人には大きな違いだったりするのです。。。

なぜいきなり year と ear の違いの話をしたかというと、昔アメリカにいる時、英語の発音で大変苦労したという話をしようと思ったからです。

『IT』

それはある時、映画好きのアメリカ人の友達の家で格安のPBRというビールを飲みながら世間話をしていて、ふっと最近見た「IT」のことを思い出し...

- Have you watched the movie "イットゥ"?

- movie what?

- The movie, "イットゥ." Ya know? The new one, in theaters right now. 

- Nah, I have never heard of it. What about it?

- No no no. I know that you know the movie. The horror movie, "イットゥ”!

- "イットゥ," right? Nah still doesn't ring a bell. 

- Noooooo! Come on!! "イットゥ"! The freakin' creepy clown with the red balloon!

- Ohhhhh you mean "IT"! Yea yea I know the movie. "IT," right? Nope, I haven't watched the new one yet. 

いやいや、さっきからそう言ってるじゃないか。。。?なんで通じないんだ。。。?
彼とは長い付き合いで僕の日本人特有のアクセントもおおよそ理解しているはずなのに僕の it が全然通じませんでした。

あとで知ったのですが、it の i は日本語のイっというよりはエも少し混じったような発音なのです。イェットゥ。けれどたったそれだけの違い。アメリカ人の彼には僕の it は全く通じませんでした。。。

『YEAR / EAR 』

冒頭で出てきました year と ear も同様、ここでのyの発音は少し喉を絞り震わせた音で、ュイアーと発音するのですが、正直ほとんどの日本人からしたら year も ear もほぼ同じに聞こえます。カタカナで書いてしまうとどちらもイヤーですもんね。ですが、アメリカ人の友達たちは声を揃えて、全然違う音と言います。(ちなみにこのyの発音の使い分けがものすごく難しかったです。)

おそらく日本語で言う、小さい ”つ” のような感覚なんだと思います。

アメリカには5年ほどいましたが、自分の英語が通じない時や理解してもらえない時はよくありました。そして日々英語の奥深さと他言語学習の難しさを体験していました。

ですが、こういう悔しくてもどかしい経験があったからこそ、よりいっそ自分の発音を改良する努力ができていたのかもしれません。

一番の成長の言語学習のコツは、失敗を恐れず、まず話してみることだと思います。実際、僕もその間違いも話さなければ一生知らずまま使っていたかもしれません。

それにほとんどの人は優しく、そんな小さな失敗を誰も責めたりはしませんでした。それに大体のアメリカ人は僕の言いたいことは、発音が悪くても話の内容で理解してくれていたみたいです。


最近はフランス語の発音の勉強をし始めました。英語よりもさらに難しい発音も多く、簡単には習得はいきそうにないです。ですが、ここからいっぱい話して、知らない単語を使って、発音を理解して成長していきたいと思いますので、もしこれを読んでいて今外国語を勉強している皆さん、一緒に頑張りましょう!


けど、Rの発音が難しすぎるんじゃ〜ww

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