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ドラクエ8のゼシカとコンプライアンス

私、今、ゲーム機を1台も持っていません。

5年くらい前まで3DSを持っていたのですが、
手放し。

スマホで「いただきストリート(いたスト)」や、
懐かしいゲーム(テトリスや、JBハロルドシリーズ)を
プレイする程度です。

スーパーファミコン、PS1、PS2では遊んでましたが
WiiもSwitchも、PS3、4、5も触ったことすらありません。

数年前に、ついカーっとなって、スマホ版の
「ドラゴンクエストVIII
 空と海と大地と呪われし姫君」を
購入したのですよ。
たしか、割引キャンペーンだったはずで。

この「ドラクエ8」を購入したのは
実はこれが2回目で。
3DS版を発売と同時に買ったような。

でも、このタイトルは徹頭徹尾立体的なのですね。
操作がよく分からず、3DS版もスマホ版も
最初の村を出ることができなかったわけです。
3DS版は買って1週間で売りました。

ある日、
「こんな負けたままの人生でいいのか?」と思い、
お待たせしている原稿を再起動するのと
同じタイミングで、このゲームをやり始めたのです。
原稿に没頭している時期にゲームって。
いや、移動時間やお風呂中が中心ですからね。
これ、10代の頃と変わんないですね。

やっと村からも出ることができ。
いったん、道化師を倒し。
呪われたゼシカ
(仲間の女性キャラクター、
 呪われた杖を手にしてしまったので、
 暴走し、仲間を攻撃してきた)を倒し、
正気に戻したあたりなのですが。
楽しく遊んでいるのですが。

ハラハラするのですよ。

いや、ゲームの内容もそうなのですが、
別な意味で。

ゲームの設定、キャラクターを見ていて、
教育者、女児の親、評論家視点では
「これは、いいの?」と思ってしまうのです。

まさに、この女性キャラクター、
ゼシカの件なのです。

ボディラインが強調されていて、
特に胸が大きく露出しており。

その件について、触れるセリフもあり。

さらに、『DRAGON BALL』など、
鳥山明作品に登場し、
ドラクエシリーズにも登場し続けている
「ぱふぱふ」(胸の谷間に顔を埋めさせる)も登場。

「あみタイツ」など
セクシー衣装のアイテムが多数でてきて。

もともとは2004年の作品なのですよね、これ。

私がプレイしているスマホ版は
2013年に配信されたもので。

もっとも、この手の話について、
またコンプラ話、ポリコレ話かという
批判もあるでしょうね。

いや、ドラクエシリーズはずっと
「ぱふぱふ」があるのですよ。

ドラクエ1をプレイしたのは、小6くらいで。
「わー、ぱふぱふだよ」と
長い復活の呪文をメモしつつ、
たまに「ぬ」と「ね」を間違えて詰みつつ、
当時は歓喜していたような。

そう、もともとは、性に目覚め始めた少年が、
悪ノリを楽しんでいるくらいの感覚でした。

小学生の陽平少年はそう捉えたわけですが。

これは世代、時代だけでなく、
年齢も関係しますかねえ。

というわけで、感覚がアップデートされている、
ということでしょうか。

ただ、当時も
不愉快に思っていた人はいたでしょうねえ。

ただ、この「感覚」なるものも、
正直なところ、同世代でも異なり。

ときに論争を呼んだりもし。

「言うと叩かれそうだな」と思いつつも、
「何か違和感を抱くよな」という人もおり。

いや、ときに人権が侵害されていたり、
差別や偏見を誘発していることも
自覚的であるべきですが。

世の中はこのような問題に関する専門書、
いや一般書の知識もない人の方が多いわけで。

朝日新聞の、しかも熱心な読者ほどは
敏感になっていないわけです。はい。

アップデートといえば、
「感覚」もそうですけど
「知識」ももちろん大切ですね。

はい。

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