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人と繋がる中で重要な”精通力”について

ドバイ留学とデイリーライフ(25) by しげとく

現在ドバイ生活も1.5ヶ月に差し掛かりつつあります。毎日手探りな状況は変わりませんが、社会人を一旦ストップし、ゆっくり考える時間があり、貴重な時間として大切にしていきたいと思います。
(トップ画像は、アブダビのルーブル美術館にある、ソクラテスの彫刻です)

マブダビ(Abu Dhabi)の夕日
とても素敵で、ずっと見ていられます。

”あらゆる魅力に繋がる精通力”について考える

精通力(せいつうりょく)という言葉があるか分かりませんが、私が社会人生活を経て、起業して、ドバイに住んで、と過程を経る中で、実感することがあります。それは「どんな分野でも、業界でも、遊びでも、その部分に誇りを持ち、楽しみ、心得ている人はなんて魅力的なんだろう」ということです。

どういう人か書き出してみました。(簡単な定義でしょうか)

  • その分野でビジネスをされていて、第一線で走り続けている人

  • 趣味でも仕事でも、自分の熱中について熱く語れる人

  • 他人がどう思おうと、リスクがあるように見えても一切気にせず、突き詰める人

  • 一見周囲から見ると「仕事に見えること」でも、本人からしたら「楽しんでいるだけ」で、時間を忘れずに没頭できる人

私は退職までの5年間、フードテックの業界におり、その分野についてどっぷり浸かる生活をしてきました。振り返ってみると、ビジネスが始まってからの当初は朝から晩までそのビジネスの動向を見守り、手を加え、トラブル対応し、、という日々を送っていましたが、現在の記憶で一切苦しかったということはなく、私のHigh Lightのひとつになっています。
今でもビジネスの可能性・収益構造・WeakPoint・StrongPointをずっと話せますし、知識も相当溜まっているという実感があります。
しかし、当時は駆け上がる・顧客満足度をいかに高めるか・ビジネスをいかにグロースさせるかしか考えておらず、昼夜問わず・夢中で仕事に励んでいた記憶しかありません。

比較して考えてみたのですが、商社で勤務していた頃のことを振り返ってみると、とても面白いことがわかります。
・新規開拓:鮮明に覚えていて、今でも新規取引を開始してくれた会社の社長・担当者の顔と名前、その当時のエピソードが明確に頭に浮かびます。
・発注業務やルーティン業務:一切覚えていません(笑)。

結局、本人が心から「夢中になれる」ことを探求し、もがいたことが、記憶となり、本当の経験として語れる。

ここドバイでも、日本にいた時も、さまざまな方とお会いし、お話しし、そして私も精一杯語ってきました。
その中で、どんなに本人が謙遜しようが、少ししか話さなかろうが、「熱量を持って取り組んでいること・その道で進む覚悟が決まった人」の話は惹き込まれ、好きになってきます。
たとえそれが趣味のサウナの話、読んでいる本の話、旅行好きの旅人であっても変わりません。

現在私も次の覚悟を決めるタイミングに来ている

かくいう私も、フードテックの会社から身を引いたことで、現在充電中のこのパワーを、どこに全力投球するのか、どの方向性に進むべきなのか、それが思考の大部分を占めており、定まるまでもう少し時間が必要だと感じています。
一度覚悟が決まってしまえば、あとはその熱量で前に進むだけなので、転がった雪だるまのように、その分野に精通するべく動いていきます。

何事もある分野に精通した方とお話しすることはとても有意義ですし、何より面白いと考えています。逆も然りだと思うので、私自身も、この分野だったら日中問わず没頭できる〇〇の方向決定に向けて、何事も原理原則から深掘りする人間になりたいと思う今日この頃です。


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