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ZENZA BRONICA C2を買った所感

こんにちは、むろふしです。偶然の出会いで購入しました、人生初の中判フィルムカメラ「ZENZA BRONICA C2」の現像結果や撮影体験の所感をまとめたいなと思います。


出会い

サークルの友人とレンタルした「PENTAX67ⅱ」を現像に出し、受け取りにもう一度訪れた際にショーケースの端に隠れるように置いてあったこのカメラは、お値段34000円でNikkor-P 75mm f2.8レンズ付き、まるでNikonユーザーの私に使えと言っているようなものです。店員さんに声をかけ手に取った瞬間、「これ買おう。」と運命を感じ購入しました。しかし中判フィルムはズブの素人な私は、フィルムの入れ方を店員さんやたまたま詳しかったお客さんに教わりながら、何とかフィルムを装填しシャッターを切れる状態に出来ました。(あの時の名も知らぬ詳しいおじさんありがとうございます…!)

どんなカメラ?

中判フィルムを装填して撮影するカメラは様々なフォーマットがあり、有名な「PENTAX67」は6cm×7cmのフォーマットです。今回のZENZA BRONICA C2は6×6の正方形のフォーマットになります。
特徴的なのは上部のファインダーを展開することで、スクリーンに映し出される画を見ながらシャッターを切る点です。スクリーンに映し出される光景はさながら映画のように夢想的な感覚を味わえます。
シャッター音は大きく油断していると振動で手が持っていかれます。35mmフィルムでは味わえない撮影体験がとても新鮮で楽しいカメラでした。
ただめちゃくちゃ重いです!!!電池を使わない機械式だからでしょうか…ちなみにレンズを取り外すと本体と同じ重さがします。単焦点レンズでここまで重くなるわけ無い重さです。

作例

さっそく作例をご覧下さい。
使用した中判フィルムは「Lomography CN 100」になります。

スクリーンに映るフレアを見ながらシャッターを切れます
朝8時頃の差し込む光が綺麗でした
被写体だけを空間から切り取るような描写です
F2.8のボケが立体感を感じます

自分の撮った作例を見てると写真が2次元から3次元に変わるような感覚になります。抜け感のあるボケから浮き出る被写体との立体感やディティールの深さ、クリアかつ柔らかい描写、どれをとっても素晴らしい体験でした。Instagramのキャプションには「時間と空間の境界線が見える」と書いたのですが、この写真を見ていただければ何となくその意味が伝わるんじゃないかなと思います。

所感

絶対に手放せないカメラに出会えました。とにかく触って確かめてください。きっと貴方もこの撮影体験に感動すると思います。
このZENZA BRONICA C2を使って、まずは色々な種類の中判フィルムを試して描写の違いを試したいと思っています。モノクロフィルムやCinestill800、KodakのPortla400…写真への飽くなき探求は始まったばかりです。
ところで詳しい方がいたら教えて頂きたいのですが、このBRONICA C2についてきたNikkor-P 7.5cm f2.8のマウントアダプターはあるのでしょうか?もしわかる方いたら教えてください、泣いて喜びます。
最後に作例を撮っている写真を載せて終わります。
ここまでありがとうございました。

作例を撮る時に見ていた景色

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