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プラーナという生命エネルギー

体内の生命活動も大自然の生命活動も、同じプラーナの動きにより支えられている。
正気系プラーナ(電気、熱など)と光輝系プラーナがあり、広がるエネルギーと縮まるエネルギーが連動して、さまざまな現象を引き起こしていて私たちを生かしている力。
人間の目に見えるものであれば、照明の光や
波の動き、気候変動。
目に見えないものであれば、私たちが吸って吐いている呼吸の流れ、電磁波や精気、霊気と呼ばれるもの。
私たちの体の中で働いているプラーナも
宇宙を動かしているエネルギーの一部なの。
(中国ではプラーナを『気』と呼び、気の通り道を経路と呼ぶ。)
だから自然の法則に調和して生きていると
満たされて、生きやすくなる。
太陽が出ている時間帯に活動し、月が昇れば眠る。
『気のいい場所』で過ごし、体の中の気の流れの滞りを適度な運動により巡らせる。
秋冬は『陰』のエネルギーが強くなるから、体を温めて滋養のあるもの(旬のもの)を食べる。
無数のプラーナを感じて生きていると、地中に生きている虫も、上空を飛ぶ鳥も、
海の中で生きている魚も、地上で生きる私たちも同じだということに気がつける。
ヨガのプラクティスやライフスタイルの選択により、得られるプラーナの量も質も変えることができる。
そしてヨガをして感覚を研ぎ澄ましていくと、肉体器官で認識できるものではない
微小な光の揺らぎ(オーラのようなもの)が見えたり感じることができると言われる。
私は15年ヨガを練習していて、これを何となく実感している。
例えば、電車で移動し初めて降りる駅で
その街のエネルギーを感じる。
『良い気』だなーとか、なんか居心地が悪いから早く遠ざかりたい。と思ったり
初対面の人にも、アーユルヴェーダ的な言い方だと『サットヴァ性が高い方だなー』とか
『ラジャスに傾いてしまっているなぁ』と感じる。
視覚的ではなくて肌感で、なんとも説明しがたいけれど私たちの祖先はこのような感覚を大切にしながら生きていたのだろうと思う。
あまりにも文明が発達して、私たちが忘れてしまい使う必要がなくなってしまった
第六感的な能力。
気が合う』というのは、実は脳波の振り幅が近い人同士である。
心拍数、体温まで関係する脳波は、相手の呼吸に合わせていくと振り幅が近くなり同じ気の流れに乗れる。
親密になりたい相手や、仲良くなりたい相手の呼吸を観察してみましょう♫

病気や不調は、プラーナの流れが滞りバランスを失っている状態。怒りや嫉妬などの負のエネルギーもプラーナの自然な流れを阻害する。
ウィルスの影響で、密閉空間を避けることをみんなが意識しているが
今までよりプラーナの流れが良い空間(飲食店や美容院、電車内も)が増えて嬉しい。
暑い日に冷やしすぎる冷房も、寒い日に温めてすぎる暖房も
生命エネルギーを弱らせていくことに気がつく人が増えてきてるかな?

自分の内側も外側も、プラーナを意識して過ごしてみてくださいね。
#コラム #日記 #ヨガ #ヨガインストラクター #yoga #プラーナ #循環 #巡り

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