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#JJインド神話 1 〜高熱

わたしJJ、神さまでたとえるならシヴァ神似て言われたことあるの。

昨日ラビさんの結婚式に出席。そのあと旅の相棒KJは2泊で帰国。その直後に私発熱。部屋も外も37度はあるから最初よくわからなくてなんだろうこのだるさって1日中ベッドで過ごし夜に水を求めに宿のフロントに降りていったところ、ついにふわっと倒れた。熱射病?高熱。スパイスと暑さでピッタあがりまくったのか。

受付係の親切なマダムがつきっきり。物語にでてくる負傷兵のように冷たい布巾で一晩中からだを拭かれ生き延びてた。

体感てきには40℃とかで朦朧としながら

ワタシ薬ダメなんです、熱は薬で下げちゃダメ!

と、解熱剤を断固拒否。ウザイ民間療法崇拝をかいま見せたら、彼女はcoolという名の市販のアーユルヴェーダのオイルをだれかに買いに走らせて、熱のこもるアタマにトリートメントをしてくれてたの!!
メンソールが熱い頭皮にすり込まれれ、その清涼感がモヤのように頭の高温を放熱してく様子が見なくてもわかった。

そしてココナッツウォーターで熱を下げようとガソリンみたいな量で枕元に置いてくれて。

あーそれ、それ、勉強したやつ、、、実践編かーと朦朧としながらかんじて、途中目が覚めたら、だれが連絡してたのか、ラビさんの親族イチの美男子が、枕元にいて、、手をにぎってくれて、、夢かとおもった、、!!笑

(と、インスタ原文では書いたが正確に言えば、心配そうに覗き込んでた彼の手を、私がどさくさでつかんだ)

ベッドの周りにはどこからやってきたのがたくさんの人々。激論が飛び交う。マンゴーなら食べれそう、と言えば、マンゴーはダメで、リンゴがいいとか、ざくろの方がいいだろう、とかてんやわんや。ああ、みんな、、しかしその助言がほんとアーユルヴェーダにそってて補修授業のようよ

この宿唯一の女性であるマダムは、私を置いて帰れないって夜勤でもないのに私の隣の空いてるベッドで夜を明かしてくれた。。。初日にKJと”なんでこの部屋トリプルでむだに広いんだろうね〜”と呑気に言ってた答えがわかった気がした。マダムの旦那様は、妻を一晩置いて帰れない!と隣に部屋をとって夜を明かしたという。愛が愛を呼ぶ愛の連鎖。この世は愛しかないのかも。

早朝マダムはまだぼーっとしてる私の服を脱がせ全身にアーユルヴェーダ的なマッサージをしてくれた!体中にすり込まれるココナッツオイルが、体を冷やしてく。

すごい。だれしもができることはないとおもうんだけど。私、感謝が溢れてはその行き場がなくてただただ、馬鹿みたいに

ありがとう、ありがとう、と泣いてたとおもう

「ありがとうは言わない約束よ、あなたは私のシスターだから!」

チップでも用意した方が、、なんて野暮なことを考えていた私の頬は、さらなる愛でひっぱたかれたような気分だった

そして、ここまで愛にいざなわれたら、回復は間違いないと確信したの。

私がそれを疑っても、この世界が私に愛を見せつけるだろうなって気配感じて寝てた。

マダムは着替えに一旦家に帰った。オイルが浸透する30分後にシャワーを浴びなさい、と言い残して。そのシャワーの爽快感たるや。

全部、毛穴から出てきた老廃物を水に流してくれるような、目の覚める体験だった。

体はいい感じにだるく軽い、頭は冴えている。ベッドは清潔なシーツに交換され、空港へ出発するまでの数時間、再び横になった。

ほどなくし枕元にストリートのコーヒーが配達された。お代は?と聞けば、マダムからです。と丁寧に挨拶しコーヒーの少年は帰っていった。

空腹と体力を使っただるい朝に、この旅初めてのミルクコーヒーは甘く脳天をつんざく。視界がぱっきりする。治る気しかしない。ていうか治った、と確信。カフェインって、こういう風に使うんだ、、と感動がやまない。

そして、あーこれ私したかったんだなーて望んでたんだなぁ、と。”ホテルのアーユルヴェーダ風スパ”では行きつかない、ビジネス規格外の愛とリアル習慣としての体験を。味わいたかったんだなあと。無意識に倒れたのかも。

しかしイケメン登場からの回復はやかったーわたしーやだーと性別超えた感のあったJJにオンナを確認、呆れつつ、それがたのもしかった。

灼熱のインドの下では日本で見えてないことが、くっきりその輪郭をあらわにする気がした。普段なんとなく思ってるけど信じきれない真実のようなものを

一晩で高熱を自力&他力で下げて、飛行機でチェンナイへ

ひとりタクシーむかうと思ってた空港、おかげで美男子君がクルマで迎えにきてくれて。こんないいおもいしていいのかな♫

男前に憧れがちなKJにじまん。えーずるいよー!と本気でうらやましがられる。ふふ!

このかんぺきな流れに圧倒される。本当に熱は下がっていた。

お気をつけてと美男子君、ハイとプレゼントめいた箱をくれる。結婚式から数日いっしょに過ごした中で腕時計をしてない私に気づいたのだろう。来る途中、寄るとこあるから、とクルマを停めて彼が時計屋さんに入っていったあれ!!長く待たされた感はなかったけど、決してパッと買ったわけじゃない時間はかけて選んでくれたであろうそれ。。。

あまりのスマートさに恐れ入る、、、ごめんね、仕事休んでくれたんでしょう??と問えば、ああ学校が始まるのは2月だから。と。うん?社会人じゃないの!?

なんと彼は学生だった。出来過ぎだろう、インドの学生!

ごめんな、、色々ごめんな、、、とあやまりたいところ、やっぱりありがとう、ありがとう、しか言えない

「ありがとうはやめてよ、僕たちもう友達だろう?」

だーん その言葉の罪なさに、感謝が申し訳なさに負けてしまいそう

ありがとうはもう言えないから、無言で手を振るしかない。

この旅最初の都市、ヴィシャカパトナム。

私に全てを信じさせてくれる力をくれたのはここだった。この清々しさでインドの旅のスタートを切らせてもらったこと。のちの愛おしきクレイジーへの、見えないレッドカーペットがここから敷かれたんだとおもう。

その街を背に、私、南へと発ったの

そして。こんなもんじゃなかった、インドは

つづく


〜アーユルヴェーダのある暮らし、まずはここから、まずはヨガから!〜
YOGA HERE 主宰JJ Nao
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