移住と言うのを止めました。引越しで十分。
これまで、神奈川から大分までの引っ越しを何気なく移住と言っていました。
しかし、所詮、国内の移動で、文化や生活様式の異なる他の国に移り住むわけでもありませんので、この頃は、仰々しく移住などということに違和感を感じてきました。
もちろん移民でもありません。
もう一つ、地方移住という言葉で気になっているのが、なんとなく上から目線な感じがしてきたことです。
東京に引っ越すのに、わざわざ移住とは言わないですよね。
地方にだけ、わざわざ移住という表現を用いることに、無意識の差別や侮りが潜んでいないか、訝しんでしまいます。
少し抽象的になってしまいますが、
両方で暮らしてわかったことは、地方と都市部は、対極の世界ではなく、社会を構成する構成要素とその配分の違いに過ぎないということ。
例えば、レーダーチャートで表したとするとその形状の違い(偏りの違い)であるとか、ポートフォリオで表すと丸の位置と大きさの違い、というイメージです。
地方移住という言葉が、対極を創り出してしまったのかもしれませんね。
言葉は魔物です。
日本という国をわざわざ分割して考えることもないですし、連続性を持って自然な形で暮らしていけるようになればよいのではないかと思うのです。
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