あの夏のルカ
あの夏のルカ、をついに見た。
ディズニープラスに入っているので、絶対夏のうちに見るぞ!と思っていた。
イタリアの街並み、海、空、音楽、それだけでも素晴らしい。流石はピクサー。
最初の方は、あ〜、夏休みの子ども向け映画かな?と思いながら見ていた。が、しかしそこはピクサー、しっかり大人にも訴えかけてくる。
主人公のルカはシーモンスターと呼ばれる生き物で、海の中で暮らしていた。
ところが、陸で暮らすシーモンスターのアルベルトと出会い、陸での暮らしに興味を持つ。
(シーモンスターは海にいる時は魚っぽいけど、水がない場所では人間の姿になる。)
陸で生活するルカとアルベルトだが、最初は純粋に驚きや楽しさを共有出来ていた2人が、徐々に隔たりを感じていく。
この感じ、すごく分かるなぁというか。
中学から高校に上がるときの感じを思い出した。違う場所で生きていく人なんだな、という気付き。
それに先に気付いたのがアルベルトだった、というのが尊い。
でも中学以前の友達って、そういう気付きがある前から付き合っているから、今でも会うとあの時のままというか、時を戻せる感じがするし、貴重な存在なんだよなぁ。
海から出て、陸を知って、宇宙に興味をもつ。
この感じも、個人的には、懐かしいな〜!となった。
基本的にみんな狭い世界で生きている。学生の時は家と学校、社会に出れば会社。もっと広い世界があるのに、どうしても忘れてしまいがち。
世界はここだけじゃない、と気付いた時のトキメキと解放感。もっと知りたい!という探究心。最高だな〜。
私も小学生の時に宇宙に興味を持って、今も宇宙が好き。自分がいるのはちっぽけな世界だと思い出させてくれるので。
少し懐かしい気持ちにさせてくれる、夏にぴったりの作品だった。
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