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時代とともに変化していく世の中の常識や価値観

こんにちは!

僕の住んでいる街の近くに2つの工事現場がありました。
一つはオフィスビルが建つ大きな工事現場で、土曜日や祝日もずっと現場を稼働し続けていて、休みは日曜日のみという現場。
もう一つは一般のマンションで土日祝は必ず休みを取るようにしている現場です。

前者のゼネコンの働き方は、土曜日や祝日などの休日も関係なく働き続ける昔ながらの価値観を大事にしていて、後者のゼネコンは近年の働き方改革を取り入れ、社員たちが心身共に休める時間を大切にするという価値観を大事にしています。

どちらの働き方が正しいか、間違っているかということではなくここで伝えたいのは、昔と今では常識や価値観が時代によって変化していくということです。
ゼネコンでの例では、前者は「自分の時間よりも、結果や成果の為に仕事を優先!」というのが常識で、後者は「仕事をしていくためにも休みが必要だ!」というのが常識だということです。

このように昔と現代で常識が変化してきているのは、それぞれの時代の社会情勢や日本の政治経済の状況によって価値観が変わっていくからです。

建設業界では、長時間労働が原因で離職率の上昇や建設業界での人で不足が起こったことで働き方を仕事中心から社員の休息を取ることを大事にするという考え方が広まったのです。

今では建設業界だけでなく、色んな分野や場面での常識や価値観が変化し続けています。

現代では、どんな状態が豊な人生を歩んでいると言えるのだろうか。
「良い大学に進学して、いい会社に就職、その会社で出世して役員役職に就き、結婚して子供も出来て幸せな家庭を築きあげる。」これが私が良く耳にする豊かな人生を歩むための価値観でした。

ですが、現代ではどうでしょうか。
良い大学に進学した学生が大手企業に就職しているかと言えばそうではありません。
自分のやりたいことやなりたいことが見つからず、職場内の環境や福利厚生を見て会社を選ぶ学生が増えてきて、大手企業に入れば安定した将来が迎えられるという考え方の元で選ぶ学生も少なくなってきました。

大手の企業に就職して順風満帆な社会人生活を送っているかと思えば、入社して2,3年経たない内に退職する社員も増えてきています。
退職する社員のほとんどの原因としては、今の仕事が自分に合わない、一緒に仕事をしている人と考え方等が合わないなどが挙げられます。

一つの会社で出世していくために精一杯働く社員がいるかと思えば現状維持のままで良いと思う社員も増えてきました。
働き方改革の導入により、定時で仕事が終わる、残業しなくて済む、しっかりと有給休暇が取れる、などと仕事よりも自分の時間を優先するあまり仕事に対する熱意が薄れてきているのも事実です。

結婚して子供も持つことに憧れている若者も少なく、両親共働きになったことに連れて子育てと仕事の両立に不安を感じる人も増えてきています。

近年の少子高齢化や働き方改革の導入、消費税や保険料、年金の上昇などが、このように近年の働き方にも変化が現れ、世の中の常識が変化してのかもしれません。

私は現代の世の中の常識とはいったい何なのか、さらに知見を増やすために色んな本を読んだり、人と会ったりしています。
皆様も、会社や学校などの限られたコミュニティに限定するのではなく広い視野で見た情報を得ることを大切にしていきましょう。

それではまた!

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