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ぼくに会いに来てくれた仲間に気づかせてもらった話

全国からTwitter仲間が遊びに来てくれました。5月13日はえんどーくんとりささんが。

りささんはとってもキュートでした。
新しい風を感じます。
えんどーくんはとっても「きゃわたん」でした。
若いながらももがきながら動こうという気概があります。
ぼくが同じ年齢の時にここまで考えられていたかなと思うと、自分が恥ずかしくなってしまいます。
若い芽はどんどん伸ばした方がいい。
可能性は無限大です。
この2人を伸ばしていくのが保健師の先輩としての役目のような気がします。
成長を見守って、支えられるところは支えて、むしろ若い二人から学んでいきたいものです。

5月20日はとくちゃんが遊びに来ました。

3時間ほどお話ししましたが、深く、熱く、エモーショナルに語り合った夜でした。
とくちゃんと話していると、自分の内省も進みます。
さめざめなりの答えも出た感じがします。
ありがとうとくちゃん。

というかとくちゃんははちゃめちゃなスピードでぼくとの話をnoteにまとめていました。
まじかよ。

有言実行のとくちゃん。
すばらしい。
ぼくもなるべく早くまとめます。
やるぞ。
ってことで書いたのがこのnoteです。
とくちゃん!約束は果たしたぞ!


みなさん、会いに来てくれるなんてありがたい限りです。
みなさん、なんか、さめざめに会いに来てくれたらしいです。
まじかよ。
さめざめ、そんなに価値ないぞ?
大層な話はできないぞ?

でも、来ていただいたからには、さめざめの小さい脳味噌を絞り出してお話しましょう。
やるぞ。

話したことは見えるようにした方がいいです。
そうです。

備忘録です。

りささんとえんどーくんとの話

まずは5月13日の話から。

りささんは今の職場に悩んでいるみたいです。
関わる偉い人が「こうあるべき」って言ってくると。
こうあるべきってのはその先生の論文や知識から出てくるものなんだろうけど、なんだかりささんとしては正しいものに思えないと。
そんな先生に対してイエスマンにしかならない上司にも不満だと。
で、話しているうちにりささんから「前の職場ではこんな対応していなかった」という話が出てきました。
前の職場では人口も少なくて住民全体が見えていたと。
困ったことがあれば、保健師がフォローして、住民と繋がっていた気がすると。
今の場所は人口も多くて保健師も足りなくて、しっかり見えていない気がする。
大事な人を取りこぼしてしまう気がする。
だからこそ、それが保健師であっていいのかって思うと。

りささんには保健師としての核の部分がしっかりあります。
だからこそ、りささんは今、自分の保健師の核の部分をしっかりと言語化する必要がある。
noteとかTweetとか表現しなくてもいいんです。
自分の中に、ちゃんとそれを言葉にして取っておくことが大切だと思います。
それは数年後にも自分の支えになるし、それを見れば自分を振り返れて、原点に戻れる。
そんな自分の核の言語化が大事だと伝えました。

確か、以前ときえさんの話の中で、
「最終的にここに帰ってこれるようなロゴって大事」
ってのが出た気がします。
自分の芯になるものを見えるようにして、自分の意見がブレそうなときに支えになるような物が大事だって話です。
通じるかも。

えんどー君とは「保健師のモデルケース」の話を。
えんどーくんは先輩からたくさんの責任ある仕事を任せられているらしいです。
えんどーくんすごい。
ただ、なんとなく「こうありたいな」って保健師が近くにいないみたいです。
Twitterでりささんに会って、ときえさんに会って、そういう保健師の働き方がモデルケースになりそうだと。
だからTwitterのつながりは大切にしたいって話していました。
でも、いくらちゃんや川岡さんやさめざめはモデルケースじゃないと。
モデルケースじゃなくて、参考にしたい人ってだけだと。
ぼくはアドバイス役として話を聞いてみたかったようです。

みんな十分に頑張っています。
本当に十二分に頑張っている。
人が少ない中でやれることややりたいことを考えている。
少しでもみんな進めようとしている。
みんな、そこに「愛」はあるんです。

だからこそ、忙しい中で、
みんなの保健師の根幹部分というか、保健師としての芯の部分って大事になります。
そこがエモーショナルだってのは人を動かすようになりそうです。


そういえば、りささんとえんどーくんと寿司を食べました。
日本酒をたらふく飲んだ後で食べた寿司はうまかったです。
めちゃうま。幸せ…!

さめざめがyocahiを開業した理由

こっから先は5月20日のとくちゃんとの話です

とくちゃんが最初にぼくに質問したのは、「どうして個人事業主として開業してまでyocahiを作ろうと思ったの?」でした。
僭越ながら、不肖私さめざめは個人事業主として活動しております。
様々な方々からこのあたりの話を聞かれるので、簡単にご説明しますと…

まず、2年ほど前に上手く仕事ができないぼくがいました。
いや、語弊がありますね。
仕事はそれなりにやっていたのですが、保健師として地域に向けてやりたい仕事が十分にできていない状態にありました。
保健師の自分がやらなくてもいい仕事というか、正しい専門性で介入する別の人がいてもいいんじゃない?って仕事でした。
その時の自分はまさに「パワーレス」です。
保健師という専門性がパワーレスな自分がいたんです。
パワーレスの専門職ってもったいないですよ。
パワーレスの状態ってのは、脳が固まっている状態。
やりたいことができない状態です。

え?
それならさ、
パワーレスがなくなれば専門職は専門性を発揮しながら動けるんじゃないかと思うんです。
専門性を発揮するためのアセスメントがしっかりできて、地域に向けてケースに向けて新規的に動ける。
専門性を学びたいといいう強い気持ちが沸き上がれば、新しいものを得てそれを反映させながら先進的に動ける。
専門職のパワーレスってのを解消するのが必要だと感じるようになりました。

とくちゃんにも話したのですが、
ぼくがそんなパワーレスだった時に、ちょうど退職した方がいまして。
その人が退職してしばらくしてからお会いする機会があったんですよ。
そこで、「私ね、開業して個人事業主になったんだ」って言われたんですよ。
すごい。
ぼくの中の世界がぶわーっ!と広がった感じがしました。

昨年のTweetですが、ここから開業がスタートしました。
もはや何もかも嫌になっていたタイミングでの「個人事業主」という選択肢は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のように1本の道を示してくれました。
これなら道が開けるかもしれない。
やりたいことができるかもしれない。

そこから半月ほど、
いくらちゃんや
ときえさんや
北極ペンギンさんや
ふじはるさんと
お話することができ、
想いを言葉にできました。

保健師オフィスyocahiを立ち上げるってのは、
ぼくにはとても大きいことで、それを成せただけでぼくは1つの壁を抜けたように感じます。
それだけエネルギーをかけて、何とか立ち上がったyocahiです。
大事にしていきたいと思います。

自分のお金も大事。
そのために、個人事業主になって、
専門職が専門性を発揮する未来を夢見て、
yocahiを運営していこうと思います。

どんな世界がいい?

このあたりで食べていた肉寿司のシャリだけ落ちました。
シャリ食べたかった…

さめざめとしてできることって、今はこれしか無いんです。
デザインと保健師と、今まで培ってきたものを使っているだけ。
だから、これからの次に発展するものを考えなきゃいけません。

とくちゃんから
「関わった人が自分らしく、自分が好きな場所で、いきいきとしている世界」
を目指している、って話が出ました。
関わる人ってのは、身近な人、顔を合わせている人。最終的には関わった人から繋がった人みんながそうなると良いな、と。
自分もやりたい、やれそうってのを芽生えさせて、更に輪を広げていけるってのがいいな、と。
直接会わなくてもマインドが広がる状態でしょうか。
最高です。

とくちゃんが今できることは、直接話すこと。
自分の足で会いに行くこと。
「この人だって思う人」には会いにいきたい、と。

とくちゃんが世界を変えようとしている。
とくちゃんは世界を変えるために足で稼ぎに行っている。
かっこいいよ。
めちゃくちゃかっこいいですよ。

じゃあ、さめざめはどうやって世界を変えるんだろう。
悩んでしまいます。

ぼくは、保健師という専門性ではそこまで大層な人ではないです。
ぼくが地域の人を何とかするよりも、もっと専門性の高い人がしっかりやった方がみんな幸せになると思う。
ニーズに合った専門職がしっかりと専門性を発揮して介入するのが、一番世界を良くするんじゃないかと思います。
ぼくには限界がある。
でも、世界にはもっとたくさんの専門職がいる。
その専門職がやりたいことができて、専門性を発揮できるって世界が、一番新規性を生んで革新を生みます。
最高の世界になると思う。

ぼくはそんな世界がいいな。
専門職が疲弊しないで働き続けられたらいいな。
それは産業保健でもあるんだろうな。
それはメンタル維持の啓発なんだろうな。

それならまだぼくには実績がないな。
世界に啓発するための名前がないな。
大学院に行くかな。
非常勤講師になりたいな。
専門職に伝えていきたいな。

とくちゃんが、
嫌いな人はいるけれども。
その人が幸せになることは大事。
そうしたら「産業保健って大事」
って話をしていました。

人間は壊れてしまっては元に戻らない。
もとに戻らなくても働かなくてはいけない。
そうならないように働き続けなくてはいけない。
自治体で働く人がそこで働く中で、そこで働き続けられるように支援をしたい。
健康の支援をしたい。
メンタルの支援をしたい。
と叫んでいました。
響きます。

世界を良くしたいな。
何ができるかな。

世界を変えるためにまず自分ができること

まずぼく達には何が出来るんでしょうか?
学ぶことでしょうか?
いえ、発信することです。

アウトプットは大事です。
テイクだけだっったものをギブにする作業だと思います。
いくらちゃんが以前noteに

こんな記事を書いていました。
ギブとテイクの話。
もらってばかりじゃ駄目よ。
自分が得たものをお返ししなきゃ。

たくさんの人からたくさんの情報をもらって、つながりを作らせてもらって。
そんな関係性に感謝を。
得たものを少しでもアウトプットして、誰かに還元していかなきゃです。
アウトプットしたものが誰にも響かないことはあるかもしれません。
それでも、誰かに伝える作業をすることは継承性につながります。
次の人たちにつなげましょう。
それで幸せになる人がいるかもしれません。

「べき」の話

りささんとえんどー君の話でも、とくちゃんとの話でも出た話題があります。
「べき」の話です。

「べき」は疲れます。
「べき」を減らしたほうがいいです。
みんなはそんなに物事を大事に考えていません。
とくちゃんは自分の仕事を「いっぱいにアクセルを踏んで、いっぱいにブレーキを踏んでいる感じ」と話していました。
とくちゃんは少しずつ手抜きの練習をしている状態です。
自分を守るために。
その仕事をするために、「これは正しいのか」ってのを考えていると、それがブレーキになる、と。

これもそうですが、
個人に内在するエビデンスってのは「こうあるべき」になりやすいです。
やさしさのつもりで言ったものに機嫌がついていかないとただのエビデンスの押し付けになります。
機嫌がついてきて初めてナラティブのやさしさが出るような気がします。
機嫌を維持するのって大事です。
機嫌を維持するためには「べき思考」ってのは敵なのかもしれません。

ついでに、
「開業しなきゃよかったなって、ある?」って話も聞かれました。
うーん…

今開業しなきゃ家族は幸せだったかもしれないです。
ぼくは開業してしばらくして機嫌を失いました。
機嫌を失うと家族が辛くなります。
機嫌って大事です。

って話をこの前別のnoteにまとめました。
お暇なときはぜひ。

さめざめからの最後のとくちゃんへのアドバイスは、
「とくちゃんが自分を大切にしないと周りを大切にできない、周りを大切にするために自分を大切にする」
って話です。
とくちゃんがやりたいことを成すために、とくちゃんが健康でなくてはいけない。
1日は100%しか無いんですよ。
それが120%になることはないんですよ。
100%を減らしながら過ごしていくだけなんです。
仕事や家族や自分に割り振っているだけなんです。
機嫌を大事に。




こんな感じの話をしていた気がします。
なんだか2週にわたってお話したので、おなかがいっぱいです。
このnoteの文字数も5000文字を超えました。
いい感じです。

どうなんでしょうか。
さめざめにあう価値はあったのでしょうか。
さめざめ、そんな大層な実績上げてないよ?
それなのに会いに来てくれるなんて申し訳ない限りです。

もし、次に会いに来てくれる人がいたら、それはもうもてなしたいと思います。
もてなして、ちやほやして帰して、また来たいと思えるようにしたいと思います。
そうしよう。
それが精いっぱいのさめざめのできることです。

りささん、えんどーくん、とくちゃん!
来てくれてありがとうございました!
また会おうね!
チャオ!

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