人生最悪の日④
一ヶ月あきましたが振り絞って書きだします。
おばあちゃんが全盲決定なのに、緊急手術することになった。同時に母親が裏切った男とちゃっかり再婚していたことを知る。
裏切られた
怒りに震えた。病室から飛び出した私は泣いた。
旦那さんが追いかけてきて、傍にたっていた。
看護師さんが私のただならぬ様子に、こちらへと休憩室に案内してくれた。お水を渡してくれた。
「ショックですよね」
「すみません。違うんです。親に裏切られたのを知ったから・・・!あいつ!裏切りやがった💢」
カタカタと身体が怒りに震える。
看護師さんは、おばあちゃんが全盲になったことに私がショックを受けている、と勘違いしていた。
そうだよ。なんで今なの?
なんでこのタイミングなの?
違う。違う。
今はおばあちゃんのことに専念しよう。
ハラワタが煮え繰り返るほどの怒りを、胸におさえこんだ。
旦那さんが悲しそうに私を見ていた。
虫の知らせにしては、できすぎていた。
前日に、ふと旦那さんが「お母さんて彼氏いるんだよね?」と聞いていた「結婚せんの?」
私は全否定していた。
籍は入れないって約束だからしないよ
約束。。約束ってなんだっけ??あいまいなものを信じていた。母親をこの日までは信じていたんだ。
看護師さんにお礼をいって病室に戻った。
爆弾発言を投下した母は、能面の顔でいた。
姉は、冷めた目をして佇んでいた。怒りを外に見せない姿は大人だなと思った。
手術の時間になると、おばあちゃんは連れて行かれ、すぐに戻ってきた。先生からは、
眼球の中身が飛び出していて、しまえるものはしまいましたが。視力の回復は見込めません
おばあちゃんはもう全盲なんだ。。
こうなると、今からどうしていくかだ。
とりあえず今晩を乗り越えなければ。
もう夜になっていたので、付き添いの私をのこして皆は帰路についた。
明日の早朝から仕事になる旦那さんに。
ありがとう。と伝えた。
彼は、私たち家族の事件に巻き込まれる形になった。その後も私の隣にいることで、とんでもない場面に立ち会うことになっていった。これはまた別に書く。
ここから麻酔から覚めたおばあちゃんとの戦いが始まった💦
この日から、おばあちゃんが亡くなるまで、色んな葛藤と戦い続けることになった。
全盲とはどういうことか
全盲に認知症が重なるとどうなるか
介護になると人の本性がもろに見える
家族とはなんなのか
無知のこわさ
→⑤へ続く
こやつめにお駄賃をやろう、なんて考えた奇特な方は。そのお駄賃またnoteの中で循環させていただきますぞ🍀