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季節の食暦をつくる。はじめの一歩
多賀大社前駅で週3回開催されている「もんぜん市」の記録を4月末ごろから取っています。
そんなたいそうな記録ではないのですが、畑仕事をしている人達が当番で店番をしていますので、野菜の調理方法に困ったときのアドバイスや、美味しい野菜の選び方などの豆知識が聞ける嬉しい場所なのです。
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「こよみ」が出来たら素敵やん⁈
旬の露地物野菜が並び、地元ならではの美味しい食べ方、交流ができる場を1年間記録したらすごいもんができるかも?!
旬の野菜カレンダーが出来て、地元野菜の食べ方レシピ、季節ごとの昔ながらの郷土料理の作り方や、そこから広がるこのまちの暮らし、生活文化、伝統文化が記録出来たらフェノロジーカレンダー(季節暦)が出来る。
『きょうの料理 七十二候』小山薫堂監修みたいな本が出来たらいいなあ・・・と妄想は膨らみます(笑)。妄想です。
この郷土料理が食べたい時、この季節に来たらええよ!と案内ができるようになります。
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どうやって記録しようか
週3日朝9時から、どうやって記録したらいいのか・・・。初め、レジ担当の方に、その日出ている品物のメモを取っていただけますか??とお願いしました。しかし、朝店頭に並べるまでが結構大変で準備に追われて全く余裕がない・・・。せめて、写真だけでも適当に撮ってくださいとお願いしたものの、やはり忙しい・・・。
ならば、とりあえず、オープン5分前に全写真をメモ代わりに撮らせていただくことにしました。
スマホカメラでとりあえず記録
搬入して並べ終わったら即撮影。邪魔にならないように・・・。ひととおり撮影しますが、気持ちが焦るのもあり、見事にブレブレ。何が写っているのか、とりあえず見えたらよしとして。一眼レフカメラでなんかとても撮影できる状況でない、と言い訳を。
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![](https://assets.st-note.com/img/1717306001789-3itvFDAFrU.jpg?width=800)
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入力してみる
スマホカメラで撮った画像を見ながら、エクセルに入力。
どんな項目を、どのくらい、どうやって記録すればよいのか、まずは1ヶ月記録してみました。
置いている野菜を見渡して、品数が多いモノから欄に記入すると、決めましたが、何が多いとするのか微妙で分かりづらく、早々に多いもの順はあきらめました。
走りと旬(さかり)と名残が分けて記録出来ればと思いましたが、なんとなく「走り」は通ううちに分かるようになりました。厳密に書く必要もないのかなあとも。
「お客さんとの話題メモ」欄は、大事にしたいところ。生産者のおすすめ調理方法や、お客さんの美味しい食べ方提案などを記録したいです。
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1ヶ月記録して
毎回ゆっくり顔を出せませんでしたが、この1か月の収穫は大きかったです。
まず、この辺りならではの野菜の呼び名が多々あること。その一つに、フキが3種類あることが分かりました。
もう一つ、自家採取したタネで育てている野菜が多々あること。以前から聞いていた敏満寺地区の赤豆は、タネが他の生産者に譲られて広がっていました。
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はじめて聞く自家採取の野菜、オオバ(チシャ)に出会いました。チシャは、レタスのことと思っていましたが、どうやらここでは違うようです。「オオバ」と「うまいな」の見分けがつかないと言ったら、2種類持ってきてくださいました。
「うまいな」は、「スイスチャード」に似て、タネも「オシロイバナ」のサイズほどの大きいものだそうです。オオバは、もっと小さいアブラナ科のタネで、こぼれダネで毎年育てているそうです。
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「うまいな」に比べて少し苦みがあるようですが、ほうれん草などに比べるとクセは感じられません。小松菜のように、万能の野菜だと聞き、お浸しにしてみました。
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さらに、旧暦端午の節句に作る、山の集落のツマキ(チマキ)作りの話も聴けて、取材に行くこととなりました。
この1ヶ月次々と出てきた食文化情報に驚いています。
これから、データをどうまとめて見える化するのかが課題。
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