乾燥そら豆でいっぺん「おたふく豆」炊いてみてちょうだい
まあいっぺん炊いてみてちょうだい
「おたふく豆」って炊いたことある??と聞かれて、
あの「おたふく」顔のお多福??と連想して、
なんとか「そら豆」に結びつきましたが・・・。
知っているそら豆料理は、懐かしい香川県の味で大好物の「醤油豆」。
フライパンで炒って、醤油と砂糖と唐辛子を効かせて甘辛く炊いたもの。帰省したら必ず真空パックのをお土産に買います。
醤油が入らない、甘い「おたふく豆」って??
山間部の聞き取り調査でも、よく「おたふくまめ」を甘く炊いたのを作ったと聞きますが、「そら豆」かどうかもわからず、もちろん作り方もよく分かりませんでした。
乾燥そら豆を使うことも、今回レシピをもらって初めて知りました。
まあいっぺん炊いてみてちょうだい、と言ってレシピと乾燥そら豆をくださったのが、多賀町中川原で、農薬不使用で丁寧に野菜を作っておられるKさん。
乾燥そら豆
「そら豆」を、カラっカラになるまで乾燥させて保存するんは、最近はしないなあ・・・。とKさんはおっしゃっていましたが。
実は、一昨年、そら豆餡で作ったにっき餅をNさんと作り、Kさんにお裾分けしたところ、「こんなにそら豆餡が素朴な味で美味しいんやったら、たくさんそら豆作って乾燥保存してみるわ。」
ということで、昨年、たくさんそら豆を栽培して収穫してくださいました。
昨年の6月半ばに、畑で鞘が真っ黒になるまで乾燥させたそら豆を収穫するところを撮影させてもらいました。
Kさんのレシピ
「乾燥そら豆は、使うまで絶対に冷蔵庫で保管しといてや。虫が、すぐにわいてしまうしな・・・。まあ、試しにいっぺん作ってみてちょうだい」といただきました。
おたふく豆 材料
乾燥そら豆・・・300g
砂糖・・・300g
塩・・・小さじ1
炭酸・・・小さじ1
作ってみました
Kさんのレシピを見ながら作ったにもかかわらず、大豆の炊き方が頭をよぎり、すこし作り方が違います。
① そら豆を水で洗い、たっぷりの水に半日浸ける
(ここで、なぜか大豆の炊き方と同じと思い込み、水に浸してしまいました。半日浸した後に気づきました)
② 鍋にそら豆とたっぷりの水、炭酸小さじ1を入れて沸騰させてから10分炊く。
③火を止めて、蓋をして一晩置く
④次の日、ザルにあげて美しく洗う
⑤洗ったそら豆を鍋に入れて、砂糖300g、塩小さじ1を入れて、豆がかぶるる程度水を入れて煮る。
沸騰し始めたらあくをとる。ある程度あくをとったら、落し蓋をして弱火で煮汁が無くなるまでじっくり煮る。豆の皮が破れやすいので、触らずに炊きます。約40分煮ました
⑥火を止めたら冷めるまで触らず置いておく。
半分ほど豆がつぶれてしまいました。つぶれた豆の方が味がしみ込んで美味しいです。小豆の餡と材料配分がほぼ同じ!ということは、つぶれた豆は餡に出来る!
つぶれた豆は「そら豆あん」に
つぶれた豆は、皮を取り除いて、ブレンダーで潰して、そら豆こしあんにしました。
そら豆あんのぼんがら餅 材料
サルトリイバラの葉に包んでぼんがら餅に
そら豆あん・・・大さじ1強 丸める 約25g×12個
薄力粉:水=70g:100g 混ぜておく
サルトリイバラの葉・・・24枚
ぼんがら餅をつくる
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