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YOASOBI「KEEP OUT THEATER」ライブレポ

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2021年2月14日に開催されたYOASOBI初ライブ「KEEP OUT THEATER」のライブレポートです。カツセマサヒコさんのオフィシャルレポートに加え、noteユーザーの…
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#音楽

ここが、物語のプロローグ。YOASOBI 1st Live “KEEP OUT THEATER”ライブレポート

2021年2月14日、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIの初ライブが開催された。 “KEEP OUT THEATER(立ち入り禁止の劇場)”と銘打った本公演は、新宿歌舞伎町のド真ん中、新宿ミラノ座跡地に建設中のビルの工事現場が舞台となった。 まさに“夜遊び”のように、立ち入り禁止エリアに特別に一夜限りのステージを組んだ彼らの配信ライブは、チケット購入者数約4万人、同時視聴者数はその2~3倍と思われる大観衆に見守られながら、成功を収めることとなる。 コロナ禍のバレ

オンラインライブで「〆の大合唱」はどう変わるか

コロナ禍下のライブ、聴衆は声が出せません。 客席は声出し禁止。配信を見ている自宅なら、ヘッドホンをして好きに歌えるけど、まわりの聴衆仲間の声が聞こえないから、さみしい。 たくさんのアーティストが、ライブに「合唱」を組み込んできました。The Beatles "Hey Jude"のようにエンドレスの合唱が約束された曲。the HIATUS "Insomnia" がフロアに生み出す、爆弾低気圧のような上昇気流。矢井田瞳 "Life's like a love song" や

観た人全員もれなく古参 YOASOBI 『KEEP OUT THE THEATER』

はじめに:配信ライブとの距離感 私にとって、2度目の配信ライブ視聴。1回目は昨年7月に行われた星野源の10周年記念ライブで、それ以来となった。大学生の頃は、つまるところコロナ禍以前はライブに行くことは日常で、アリーナ、ライブハウスは愚かドームにだって足繁く通ったのだけれど、配信ライブへのモチベーションは妙に上がらず、今までライブに行っていたバンドの配信ライブは、就職というタイミングが重なったこともあってことごとく機を逃してきた。  それでも、YOASOBIの配信ライブは絶対

終わりはその夜、切なく響く。【#YOASOBI初ライブ】

哀しいことばを、明るく歌う人だなと思った。 地獄のような就活が終わり、ベッドの上で朝方までだらだらと過ごしては解放感に浸っていた。そんなときに偶然Instagramで『夜に駆ける』を聴いたのが、YOASOBIとの出会いだった。 当時のストーリーズ。7月だったらしい。 MV、THE HOME TAKE、カバーなど様々な動画を見て、『夜に駆ける』の虜になっていった。曲をすべてダウンロードすると、当時の最新曲だった『たぶん』が、『夜に駆ける』を超えるくらいのお気に入りになった

極狭ワンルームがライブ会場になった日

YOASOBIにハマっている。夜に駆けるを毎日ヘビロテしている。数えてないけど1日20回くらいは聴いてると思う。もちろん紅白も観た。 で、今日オンラインで初LIVEがあったのでチケット買って参戦した。KEEP OUT THEATERというらしい。 結論から言うと、これがオンラインLIVEのニューノーマルになるんだろうなって思ったくらい、ちょっと鳥肌ものだった。 正直、こういうLIVEってどうなんだろうなって半信半疑だった。でもなんかおもしろそうだし、今回はスクショもOK

いくつものピースを拾うように観た「YOASOBIのパズル」

2021年2月14日、YOASOBI初の配信ライブ『KEEP OUT THEATER』が行われた。 まったく関係のないところで、私は自分の執筆への失望が止まらず、1日ずっと落ち込んでいた。 自己肯定感はだだ下がり、記事も小説も書けず、作りかけのパズルをぶわぁーっとぐちゃぐちゃにした瞬間のように心が砕けていた。 このnoteも書くつもりはなかったのだが、今日YOASOBIに教えられたことがあったので筆を執ることにした。 ※今回はスクショOKのライブでした(素晴らしい!)