Akeru

阿蘇のカルデラの真ん中で、七人の子どもたちを真ん中に紡ぎだされる七色ライフ。言の葉や絵…

Akeru

阿蘇のカルデラの真ん中で、七人の子どもたちを真ん中に紡ぎだされる七色ライフ。言の葉や絵に込めた、暮らしの中で受けとるいのちの輝き、七世代先の未来に繋げたい祈り、想いや物語、絵が、空を越えてあなたつながりあい響きあっていけますように

最近の記事

見届ける

ある時 目の前で がらがらと 大地が崩れて 水のなかに 沈んでいく その様子を ただ じっと見つめている瞳があった ただ 見ていることしかできない 触れる手も 呼び掛ける声もない どんなにやんちゃをしていようと 尊いことをなしていようと その 瞳にとって 愛しい存在であることはかわりなくて 争って喧嘩をしていても 平和をあらわしていても その ひとつひとつのいのちが 砂粒一粒一粒さえ 愛おしい 崩れ落ちる星 新しく生まれる世界で芽吹き始めるいのち どうか 幸いであります

    • 春分

      新月おめでとうございます ひとり一人が  その ことばで ふるまいで あらわすもので 存在そのもので 祖先の その土地の 願いを 祈りを 想いを その人生を通して 受け止め 慈しみ 昇華していることに 言葉にならない 感謝に満たされた 春分 通過していくものたちに 囚われることなく ようこそと迎え入れ ありがとうと抱きしめ おめでとうと送り出す 人の人生とは なんとすばらしいんだろう だからこそ 橋渡しする私が 私の本分と深く和合し わたしであることを 喜んで

      • mother tree

          遠いむかし 豊な水と緑に満たされた 美しい大陸がありました そこでは 草木も動物も虫も人も 同じことばをはなし 同じ世界を構成している仲間として それぞれのいのちを活かしあい 支え合いいたわりあい 幸せに暮らしていました 大陸のおさめる長たちは そこにくらすいのちあるものたちを 心根から大切にし 小さなものから大きなものまで 沸き上がる声をつぶさに受け止め 慈しみ 導いておりましたので 大陸に暮らすものたちは 長たちを慕い信頼し  使えておりました ある時 海を超えて

        • 1000年の森

          春待つ山々を慈しむ雨もあがった山ノ神の日 山都町の林業家栗屋さんを囲んでのお話し会が実現しました🌲 「まずは、皆さんから自己紹介をしてください」 そんな栗屋さんの呼びかけで 参加してくださったおひとりひとりの想いを分かちあっていただくことから始まったお話し会 それぞれの想いに相づちをうちながら 「わたしの方が今日は皆さんから教えていただきたい」 と、相手の内から湧いてくるものにじいっと耳を傾ける栗屋さんの姿に その土地にじいっと根を張り、周りに息づくあらゆるいのちの営みに耳

        見届ける

          だって聞かないと思ったから

          「だって 聞かないと思ったから」 学校にいきたくない次男君のお話の続きです🌿 バス停でひっくり返った翌日は 学校を休み1日一緒に過ごしました。 午前中は畑で芋やピーナッツ掘り お昼ごはんのあとは森に薪拾いへ 「ああ、毎日森で遊べる学校ならいいのにな。自然が大好きなんだよ」 次男と自然が 深いところで結びついてる だから次男は大丈夫 心からそう思いました 私が薪を集めている間 こびとさんが冬に過ごすおうちをせっせと作る次男 聞こえるのは 鳥のこえ 風の音 蜂の羽音 次男の

          だって聞かないと思ったから

          眠れない夜

          昨日の朝は すっと起きてきて ご飯も食べた次男 私も心穏やかに 朝のお祈りの時間もゆっくり持って 絵本も一冊読み聞かせて やさしく送り出せた✨☀️✨ 帰ってきたら 楽しかった!と少し恥ずかしそうに腕にからみついて学校の様子を話してくれる姿に キュン💞 そして今朝 起きてこない 行かない!休む!と大騒ぎ 今日はお母さん仕事だから一緒にいられないよ💢 なんとか口におにぎりと味噌汁何口か突っ込み 朝のお祈りの言葉は吐き捨てるかのよう 気持ちを落ち着かせようと 読み聞かせをするもの

          眠れない夜

          宿題のこたえ

          「かみさまは なんでにんげんをつくったのかな」 林を抜けて 目の前に飛び込んできたのは 大きな空の青 伸びやかに広がる曇 秋いろに染まる山々 目をつぶると 聞こえてくるのは 谷底から登ってくる風が運んでくる 滝の音 鳥の声 何百何千ものいのちを慈しむ 美しい谷山は 何百何千のいのちの営みに支えられ  今も絶えることない水を生みつづけているんだね にんげんも そんな 何百何千のいのちのなかの ひとつ その環のなかに立ち返って ひとは自然に対して なにを還せるのだろう

          宿題のこたえ

          ひかりのこども

          うたうお散歩会のこどもたち 森もきっとびっくりしていたよね こんなにも元気なこどもたちが ワラワラとやってきて 引っ張ったり 乗ったり 木の実をついばんだり 泣いたり笑ったりけんかしたり ここに こどもたちが遊びにくるのは いつぶりだろう こどもたちの笑い声が 木々の間を飛び回り 眠っていた林が 目を覚ましたように ユサユサわらわら動き出す こどもたちってすごいな ただいるだけで 光が降り注ぐよう

          ひかりのこども

          学校に行かない日

          学校にいかない!と 昇降口でパパにしがみついて泣いた朝 結局お休みして 一日パパの仕事現場の山で 木を倒すパパを見てたり 土で遊んで過ごしたんだって 私が仕事から帰ったら どろんこの手で 鳥の図鑑を描いてた 舞い降りる鳥 立つ鳥 ゆっくりゆっくり 降りておいであ

          学校に行かない日

          ママへの宿題

          かみさまは なんで にんげんをつくったのかな 一週間風邪をひいた次男からの問いかけ 色んなことを考えていたんだろうな せんそうしたり こわしたり どうしてにんげんをつくったのかな ちきゅうがわれたらやだな そのこたえを見つけるために 君は生まれてきたんじゃないかな 人間は 壊したり傷つけてしまうほどの力を手にしているね そんな人間の力を 地球や、地球のなかで生きているいのちを 護ったり みんなに幸せ暮らせる助けになるように 使うこともできると お母さんは信じてるよ 君

          ママへの宿題

          ユーカラ

          ユーカラ

          ユーカラ

          アシリレラさんとの時間 生きた言葉には その情景も色も音も想いまでものせて その瞬間をありありと甦らせ 浄化していく力がある 🌱🌱🌱🌱 レラさんを通して流れだす いにしえから今に至る アイノの物語 永遠に蘇る生き生きとした自然の神様と共に生きるアイノの暮らし その土地の上に刻印された痛みと悲しみと失望と再生の歴史 まずは自然があり そこにくらす 土に還り天に還り 循環するいのちの営みがある けれどその循環では消化しきれないモノを 人は刻印してきたことさえ忘れ その

          ユーカラ

          受け取ること

          今 あなたがやろうとしている大切なこと あなたの内なる泉から沸き上がるその想いがどんなに尊いものであろうと 私しかいない と心閉じて たった一人でやろうものなら 命も体も削げていってしまう 塞き止めた流れは淀んで病になる 与え続けようと意図すれば 行きたいほうへ流れていけなくなる 大切だと思えば思うほどに 周りを頼りなさい 喜んで サポートを受け取りなさい あなたが心開けば あなたの内なる泉から流れる想いは 行きたいほうへ自在に流れ 森を抜け田んぼを通り町を走りながら かけ

          受け取ること

          たからもの

          たからもの 明日退院が決まった 嬉しくて嬉しくて 泣いてしまった42歳 頑張りましたね という言葉に ありがとうございます しか言えなかった 頑張れたのは 子どもたちがいたから 家族が支えてくれたから 友達が サポートできて嬉しいよって、喜んでサポートしてくれたから 病院のスタッフさんも、いつも話をきいてくれたから 同じお部屋のおばちゃんたちに可愛がってもらえたから そして おばあちゃんとの毎日のお茶があったから 今日は、いつもより少し早めに食堂へいって おばあちゃんを

          たからもの

          +13

          森のようちえんの景色

          森のようちえんの景色

          +12

          目をむければそこかしこにやさしさが咲いてる

          おばあちゃんと私 数日前盲腸で入院となり😱 自分の心とからだとどこまでも向き合う時間をいただいています そろそろ阿蘇が恋しくて 子どもたちに会いたいと気持ちが高まりだした 昨日入院がのびることが決まり たくさんの検査や強いクスリへの疲れと、帰れない哀しみと、お腹痛いので なんかボロボロ😂 落ち着いたとこで 食堂にお湯をもらいにいくと 背筋しゃんとしたきれいなおばあちゃんと目があいました おばあちゃんはお湯を飲む私のところにやってきてわたしをのぞきこむと 「あなたA型ね

          目をむければそこかしこにやさしさが咲いてる