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「できない自分」という前提を疑ってみる。②

前回の続きです。

それでは、実際に自己分離に気づく簡単なワークをやってみましょう。

①短所を思い知らされたようなエピソードを思い出し、そのときのネガティブな感情を出してみる。

例) 私の場合
大学の時、ある人に自分の欠点を指摘されて、『最近の若者はこんなにレベルが低いのかと思った』と言われた。

(怒り)
•あんたに何がわかる!
•何様
•そうやって優劣で人を比べるな!
•私のこと、何も分かってない!

(悲しみ)
•そんなこと言われたくなかった
•辛かった
•私はそんな人間じゃないよ、と分かってほしかった
•失望されて悲しい、つらい
•私だってこんな自分がいや、つらい

この時、怒りの感情が沢山出たり、悲しみの感情が沢山出たり、どっちかに偏る人もいるかとおもいますが、どちらもなるべく出してみましょう。

上の感情は、どちらかが自分が傷つかないように守るエゴで、どちらが傷ついた子どもの頃の自分である、インナーチャイルドです。

そうして、ここで第三の人格を用意します。
それが、今の大人のあなたです。

大人のあなたを通して、まるでその時の自分に寄り添うように、

•つらかったね
•それは嫌だったよね

と、寄り添ってみて下さい。

そうすると、長年未消化だった思いが浄化されていき、フラットな中庸の視点に立つことが出来ます。

そうすると、不思議なことに、
色んな気づきが得られます。

例えば、その時の相手の気持ち、自分の思い込みに対して、はたしてそうだったのか、という視点で見ることができ、新たな気づきが得られます。

例えば、上のエピソードであれば、

•私は、人から失望されることを極端に怖がる性質があったこと
•常に、人に分かって欲しい
=自分は分かってもらえない、と思っている

ということが分かります。(他にもあります)

他の出来事も同様にこのワークをやっていくと、
自分の中のルールみたいなものが見えてくるかと思います。

それが鍵です!

そこが、本当の自分に繋がる鍵であり扉です。

そしてその扉は、最終的には、
両親、特にいえば母親との関わり合いに行き着きます。

なので、真っ先にアプローチしたい人は、
思いつくお母さんとのエピソードについて、
すぐにワークをやってみてもいいかもしれません。

以上になります😊

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