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帰り道のリフレクション「手紙とは」

・日、時、人
 風を吹かせてしまった私
・帰り道のリフレクション
・手紙とは
・書いていくと連鎖する

「日、時、人、
 風を吹かせてしまった私」



予定のない休日は久しぶりだった

車と電車を乗り継いで一時間
憧れていたお店に行くことにする
訪れたそこには
客はおらず
店員がただ一人
カウンターごしに立っているだけだった


地元にはない雰囲気で
本と小物が個性的に並べられ
カフェも併設

それぞれの価値を表現している

そんな思いを抱かせる
魅力的な店内

ある商品の値段が不明だったため
店員に
声をかけた
それを原因として

手紙の話になり

結果
私自身のはじめた
「手紙のサービス」
の話をすることに
なってしまった


話の最後は

「手紙なんてもう古い」

そう言われ
かなりのショックがわたしを襲った




風は暖かい方へ流れ吹き
重力のきいているものを
押し上げ動かす


穏やかで冷静だったわたしの心中
だが
それによって
感情は
徐々に乱れはじめる

風が吹く
原因と結果の法則

自身の言葉をきっかけに
そこに
風を吹かせてしまった私


「帰り道のリフレクション」

それでも高潔を忘れず

店を出て
駅に向かう

帰り道

「手紙は本当に古いのか?」

歩きながら振り返る


書くことは
書く瞑想とも称される
様々な心理療法でも
取り入れられているほどだ

森田療法
認知行動療法
など
本当に様々だ


書くという行動は
今この瞬間に生きる
自分自身とつながって
自分を知って癒すこと
それによって満たすこと


マインドフルネス


身近に表すと
仕事中に行き詰まったら
少し離れて
深呼吸する時間を持つ
その間に
次にどうしていくか
何が最善か
整えていくこと

リセットすることだ




「手紙とは」

手紙は思いの交換
お互いにそれを通してつながりを持つこと

互いで一つ
互いで一人

書いてポストに投函する
それまでの間が重要

なぜなら
そこに至るまでが
密に
自分とつながる時間になるから


思いを交換し合うことは

あなたもわたしも
今この瞬間をともに生き
時を共有しているということ
手紙を通して
共に行う
マインドフルネス


あなたとわたしの届け合い
あなたとわたしのマインドフルネス


手紙とはそれをするツール
それができる新しいカタチ


わたしはそう考える




「書いていくと連鎖する」

誰かと手紙を通してつながることで
相手との関係性を築いていける
自分を知って見直して
自分の世界を築いていける


「築く」を学び
創造していける
生きなおすことをしていける


手紙を書くことで人は育つ
手紙を書くことで
わたし自身を愛育できる


わたし自身への愛を
育てる心を築いていけるんだ



手紙は古くないんです

書いていくと
連鎖する
奇跡が起こっていくんです



あなたは
そう思っているのだろうけど
わたしはそうは思わない


風は止んだ



さあ駅だ
電車に乗って
家に帰ろう


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