【ご報告】チャリティーの30000円達成と寄付のご報告、そして第七波の最中に思うこと
気がつけば暦はもう秋。
母が旅立った後のもろもろの手続きに追われているうちに子供達が夏休みに入り、ゆっくりnoteを開く間もないまま、前回の投稿からすっかりご無沙汰してしまいました。
その間も、医療介護現場に向けての音楽配信チャリティーのほうは細々と続けており、思いがけず応援してくださる方々も沢山いらして、これまで集まった募金の総額は32479円に達しました。
そこで昨年秋の寄付先と同じく、日本財団の新型コロナウイルス緊急支援と、かながわコロナ医療福祉等応援基金にそれぞれ5000円ずつ、計10000円を寄付させて頂きました。これで今まで寄付した累計額は30000円となりました!
思えば、特養にいる母に面会できなくなり、やり場のない思いを昇華させるように始めたチャリティーでしたが、その活動を通じて出会った方々の温かさや応援してくださるお気持ちに私自身が励まされ、そして母が亡くなった後もそれが支えとなっています。
記事の購入やサポートをしてくださった方々はもちろんのこと、スキやシェアという形で応援してくださる方々の存在にも、大きな力を頂いています。本当にどうもありがとうございます。いずれ改めて、お礼の記事を書きたいと思っています。
このチャリティーは、最前線でコロナ治療にあたっている医療機関や、入居者を感染から守ろうと奮闘している介護施設に向けて、何かできることはないだろうかという思いで始めました。緊急事態宣言下で面会できなくなった母を思って作ったオリジナル曲を、オンラインで配信するという形で活動しています。
当初は一、二年もすればパンデミックは落ち着き、このチャリティーも必要なくなるだろうと考えていました。ところがワクチンが普及しても、変異株の登場や抗体価の低下によりブレークスルー感染が起こるようになり、三年目に入った今でも残念ながら終息の目処は立っていません。
第七波の感染者数は一時期よりは減ってきているものの、死者数は第六波を超え、過去最多の犠牲を出してしまいました。私の住む街でもこのところ毎日のように、時には一日に何度も、救急車の音が聞こえてきます。これほどの事態は過去にないことでした。
デルタ株以前より重症化しにくいとはいえ、感染者数が増えると重症者や死者は増えてしまいますし、高齢者とハイリスクの人達にとっては持病や全身状態の悪化につながり、命取りになることも少なくありません。また体力の落ちている高齢者は人工呼吸器やECMO、ICUの適応にならないことも多いですし、介護施設や精神科病院にいる方々はそもそも受け入れ先がないために積極的な治療を受けることもできず、「重症者」の分類に入らないまま亡くなっていっているのです。
今年に入ってからは感染者数の激増により10代以下の子供達にも死亡例が目立つようになり、また後遺症で受診する方も増えているようで、決してまだインフルエンザ並みとは言えない状況だと思います。
社会で感染が拡大すると困るのは、感染者が病院に押し寄せて病床が不足するからというだけではありません。医療従事者も感染して欠勤するので人手が足りなくなり、そのダブルパンチで医療が逼迫し、通常医療すら提供できなくなるのです。これは介護施設も同様で、ただでさえ欠勤者が増えているところにクラスターが起きれば、ますますケアする人は足りなくなり、実際に陽性者が陽性者を介護する「介護崩壊」も起きています。
最近コロナとの共存が一部で唱えられるようになりましたが、withコロナ路線を取るということは病院や施設でクラスターが多発し、沢山の人が亡くなるのが当たり前になるということです。多くの高齢者を抱える日本は、それだけ高齢者を家族に持つ人も多いわけですが、国民には本当にその覚悟があるのでしょうか。事情の異なる海外を一律に真似するのではなく、感染対策を徹底しながら経済を回していくのが、日本にとっての最適解なのではないでしょうか。今一度、皆でよく考えてみてほしいと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
♪コロナ禍で会えない母を想って作ったオリジナル曲を、医療介護現場に寄付するチャリティーのため、音声記事(300円)にて販売しています。温かいご支援のほど、よろしくお願いいたします。https://note.com/yo_ssy/n/neb1b472923fc♪当アカウントの記事に対するサポートや購入で得られた収益は全て、新型コロナウイルスの治療にあたる医療機関や、感染予防に奮闘する福祉施設などを支援するプロジェクトに寄付させて頂きます。気に入って頂けましたら、ぜひ応援とシェアをよろしくお願いいたします。寄付先:日本財団 https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/2020corona/donation かながわコロナ医療・福祉等応援基金 https://www.pref.kanagawa.jp/docs/r5k/covid-19_donation.html
サポートで得られた収入は全て、新型コロナウイルスの治療にあたる医療機関や、感染予防に奮闘する福祉施設への寄付に当てさせて頂く予定です。温かいご支援のほど、どうかよろしくお願いいたします。 寄付先:日本財団、かながわコロナ医療・福祉等応援基金