『水中の哲学者たち』(永井玲衣著、晶文社)
読了日: 2024/3/27
哲学Barなるものに短時間参加したことがあります。どう振舞っていいのか分からず、後日日経日曜版で哲学Cafeの特集があり、ある程度のルールが書かれてありました。専門的な哲学用語を使わない、哲学知識を見せびらかす場ではない、ほかの人の発言をよく聞き否定しない、など。
哲学というと難しい用語を使った、独特の理論展開で、結局”ことば”のこねくり回しなんじゃないの、と思われそうですが、本書はとてもやわらかく、現実の生身の人間の「なぜ」からはじまる親し