【読書】感染症の世界史
2021/01/17
この本を読もうと思ったのは、コロナウイルス関連のニュースの中に、「このような大規模な感染症は30-40年周期に発生し、~」とか何とかいう一文があったからである。
そんなことあるかよと思ってこの本を買った。
読んでいて一番印象に残ったのは、「人間のおへその中には極限微生物がいる」という話だった。
極限微生物。
理系大学生なら知っているかな?くらいの専門的なワードである。
意味は言葉のままで、極限の環境(南極の氷の中や海底火山の噴火口付近とか)に生息している微生物のことだ。
そんな微生物がなぜおへそに?
研究室の先生に聞いてみたらおへそのような入り組んだ構造になっている場所は閉鎖的な空間になりやすいらしい。
そして閉じた系では特殊な生態系が発生するらしい。
意識的に洗うことがなかったから極限微生物がおへそに多く存在していたのではないかと教えてくれた。
おもろすぎやしませんか。
おへそですよ、おへそ。
みんなについているおへそ。
私のおへそかあなたのおへそか、はたまた今すれ違った人のおへそか。
それは分からないけれど特殊な今までに確認されていないような微生物が存在しているかもしれない。
ロマンでしかないね。
主題に戻ろう。
結論から言えば、30-40年周期というのは違っても、数十年~百年に一度くらいの頻度でウイルス・感染症が爆発的な広がりをみせることがあるようだ。
それは戦争が原因だったり新地開拓が原因であったり様々で、コロナなんて比にならないくらい多くの人が感染し亡くなっていた。
ウイルス兵器という言葉があるけれど、本当にウイルスを兵器として使おうとしたら世界人口の数分の一くらいは殺せるんだろうなあと思った。
怖い。
自粛自粛で不自由なことが沢山あって、友達に会えなかったりお気に入りの喫茶店が休業していたり(事実)大変だけれども、それでも今日も一日頑張って生きていこうね。
あなたのおへそにはロマンがあるんだから。
おわり。