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デジタルマーケティング施策の実行計画の作成方法

こんにちは、Media Theaterの柳瀬(@theater_media)です。
デジタルマーケティングの戦略立案から、Webサイト・LPのCVR改善などの実行支援までしております。
また、マーケティング未経験でも体型的にデジタルマーケティングの知識を得て、スキルアップしてもらうための活動にも注力しており、社外での研修講師や、日経ビジネススクールで「デジタルマーケティング戦略立案講座」を展開しております。

今回はデジタルマーケティング施策の実行計画づくりについて共有いたします。


実行計画の指針となるアウトプット手法について

デジタルマーケティングは戦略立案の主なアプローチは、
ステップ1:デジタル領域のマーケット把握、
ステップ2:定量訂正観点でのリサーチ分析、
ステップ3:投下リソースの優先度づけ

になります。
これまでのnoteでは、ステップ1、ステップ2を共有していきました。

【過去記事の紹介】
ステップ1

デジタルマーケティングで最初に行うマーケット・競合環境の把握
→「デジタル3C分析」

ステップ2
定量・定性調査からターゲット顧客理解と施策仮説を具体化
→「ファネル別のボトルネック分析」「Who/What/How」「ペルソナ、カスタマージャーニーマップ」「施策一覧」

ここまできたら、あとは

・ステップ3
リソースをどのように投下するか優先度付けし、実行計画に落とす

というステップだけです。
今回は、デジタルマーケティング施策の実行計画づくりについて共有いたします。

デジタルマーケティング施策の優先度の設定ポイント

戦略は目的達成のためのリソース配分の指針であるため、施策一覧に対して優先度付けが重要です。

優先度の設定ポイント

優先度設定は、「インパクト」と「実現難易度」の基準から設定することが定石になります。

インパクトとは、
・各チャネルの現状のボリュームは?
・ボトルネック改善した際の改善幅は?
・全体にも影響する施策か?

といった視点になります。

さらに、
・短期的にできるか?中長期にかかるのか?といった時間軸の観点
・社内工数と能力は?パートナー選定が必要?といったリソースの観点
・予算規模は?採算の実現性は?といったビジネス観点
・また、リスクもなくクイックにできるかどうかの着手容易性の観点

などで優先度設定します。

ただ、現実として施策の優先度付けは難しいため、購入(獲得)に近いところから実施することを推奨します。

戦略実行計画表/WBS(Work Breakdown Structure)

優先度が決まったら、最後の仕上げです。

WBS

こちらが戦略実行計画表・WBSの例になります。
これまでに導き出してきた施策一覧に、追記する形で作成していくのが良いでしょう。

こちらのWBSが、社内共有・社内説明資料として実践的で有効なものになります。
戦略が絵に書いた餅にならず実行に移すために、ここを見れば誰が何をするのか、いつまでにどうなるのかがわかるようになっているとベストです。
みんなの行動のよりどころとなるような内容にできることを目指しましょう。

留意点としては、こちらの図はある程度網羅的に細かく記載したものになっています。
実際は、施策はシンプルに記載することをお勧めします。

施策の内容は具体性がある方が理想ですが、戦略設計段階では指針・方向性を捉えるレベルで問題ありません。
大枠の施策概要と優先度をもとにしたスケジュール感が記載されていることが重要です。

なぜかというと、デジタルマーケティングにおいては、施策を明確にしたらあとは早期に実行して、PDCAを回しながら改善していく方が結果的に成果を上げられるからです。
施策一覧に優先度を設定し、一つずつ実行していきましょう。

いかがでしたでしょうか。
リソースをどのように投下するか優先度付けし、実行計画に落とす最後のステップにおいて、効果的なアウトプット手法を用いて社内共有に役立てましょう。

最後に。日経ビジネススクールの講座紹介

日経ビジネススクールのオンデマンド動画講座では、「デジタルマーケティング戦略立案」について、より詳細を解説しております。
デジタルマーケティング戦略立案において、概念的な基礎知識だけなく、実践的で再現性の高い「戦略立案方法」を解説しております。
ご興味があれば是非試聴してみてください!


講座の想い
「未経験でもデジタルマーケティングを活用してもらいたい!」

私自身は、営業出身で新規開拓営業からソリューション営業まで多くの企業様への営業経験をさせてもらい、そこで強烈に感じたのは、ほぼ100%に近いクライアントがデジタルマーケティングに課題を感じており、「事業を生かすも殺すも、デジタルマーケティングをものにできるか否か」といった現実でした。
そこから、デジタルマーケティングの必要性を強く感じ、未経験でデジタルマーケティングのコンサルティング業に思い切って転身。
そして、BtoC、BtoB問わず、大手企業からベンチャー企業までデジタルマーケティングを活用した事業成長支援を、通常の倍速以上で濃縮に経験させていただいております。
もちろん、クライアントへバリューを提供するために、ご飯を食べるように書籍や動画など、デジマケ関連の情報は読み漁りました。
そこで感じたのは、WEB広告、SEO、SNS、LP改善などなどなど施策単位のナレッジ・方法論は人生賭けても読みきれない程解説されていますが、「何をすべきか?」の戦略的な問いに対して理解することが難しいと感じました。
というのも、デジタルマーケティングは、「施策メニューが多い!分析データ量も多い!」と「忙殺の沼」にハマるといった落とし穴が多いからです。

今回の日経ビジネスクールの講座は、デジタルマーケティングは何から始めるべきか?といった問いに対して、「顧客文脈」と「競争環境」から紐解いていけるように解説した講座になります。
デジタルマーケティング特有の横文字が多いのはご容赦いただきたいのですが、デジタルマーケティングに関わる方には、お役に立てる講座です!
僕自身がそうであったように、未経験でも体系的に理解できるように、出来る限り解説しております。
是非、ご興味あればご試聴ください。拡散も嬉しいです。

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