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「すだちそば」と「ガンコネジ」

夏だッ!呪いだっ!鬼ころしだッ!

怖いぜ。


ということで。このところは「なんとなく不安だな」という市井の心を写したかのように「得体の知れぬ脅威との戦い」をテーマとしたアニメーションが流行っていますね。

そーんな!子どもダマシっしょ!とタカを括っていたのですが、奥さん、子ども、僕と、家族まとめてキレーイにスコーンとハマってしまいました。「鬼滅の刃」も「呪術廻戦」も面白い。傑作なり。


以前の僕なら

『あのなぁ、大の大人がそんなに一生懸命アニメ見てどうするんじゃ?もっと人生のタメになるアレとかソレをじゃな。』

と、カチコチな考えの下にハネのけてしまっていたのですが、ちかごろどうやらアタマの「ガンコネジ」が2〜3本外れた(何が原因なのだろう?)みたいでして、

『みんなが面白いって言ってんだから、ちょっと覗いて見たら良いじゃないの。コンビニがあれだけグッズを並べて騒ぎを大きくしようとしてるんだから、なんかあるんだぜ、きっと。』

という具合に考えが ふにゃふにゃ し始めたのです。おかげで面白いものを知ることができました。

しかし動画作品って目に画が「ガツン」と入ってくるので、どうしてもぱっと見の偏見、思い込みを持ってしまいますね。

僕もひと目で
『拙者の趣味ではない』『小生に関わりなし』
とか思ってしまっていました。

でも踏み入れてみたら案外、慣れてくるものですね。SF小説の世界観に馴染むまでのムズムズ感とか、クラス替え後1週間のぎこちなさとか、ドラマで犯人役をしている田村正和さんとか、そんな感じでした。

まあ生まれた時から家にテレビがあって、小さい頃からジャングル大帝や日曜名画劇場を見てたわけですから土台はあるし、当然と言えば当然なのでしょうけれど。


しかし愉快だなあと思う反面、気がかりなのは、
「ほぼ完全な受け手の娯楽」であるということですよね。労せず楽しませてもらうことに慣れてしまうのも問題あるかな、などと思ってしまうのです。

好き嫌いしないで、栄養バランス良くね、よく噛んで食べなさいよ。と。結局そう言うことなんでしょうかね。


、、、あれ?またネジがついてる?


さて、トップの写真は
『すだち蕎麦』です。

はい。薄切り乗せまくりパターンです。
良いですよねえ。涼しげ、サワヤカ、目の保養です。

旬のすだちは香りもよく立って、かつおの効いた冷たいつゆとも抜群の相性を見せてくれます。うまい!

今季は何度お会いできるかなあ。
まったく良い季節です。


それでは、また明日。

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