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「なっとう巻き」と「ちょい足し」

ちょっと待つのじゃ。
ちょい足し、ちょい足しってな。なんでも納豆わしをつっこんどけば良い、みたいな風潮があるようじゃけどな。それ、どうかと思うんじゃよ。

ちょっ!待たんか。はなしを最後まで聞くのじゃ。
あのな、カレー、ラーメン、ヤキソバ。乗せてくれるのはありがたいんじゃがの。わしはお米の上に乗りたいんじゃよ。ホカホカのしろめ、、

待てッ!待て待て。焦りは禁物じゃ。
わしは、よく混ぜてもらった方が実力を発揮するタイプじゃよ。あと50回くらいまぜまぜしながら聞くんじゃ。じゃからの?わしは主役になりたいんじゃよ。湯気立ち登る白銀のステージごはんの上で、キャーキャー言わ、、

アッ!アァー!


あぁー、あぁー、もう。入れちゃったのう。ここは何じゃ、ふむ。カップ麺か。まあ、おいしく食べてくれればそれでええわい。はなしを聞いてくれてありがとうよ。

さあ、ボナペティ。



、、、という納豆の声を聞いた気がしました。

でも辛いラーメンとか、納豆入れるとおいしいですもんね。さらさらめに作ったカレーに納豆も最高。スパイスと相性が良いのでしょうね。(味噌汁も最高です。)


しかし、僕の人生一番美味しい「納豆体験」を挙げるならば、新米の季節におばあちゃんが作ってくれた「なっとう巻き」ですね。ホカホカごはんにネギ入りの納豆、パリパリの海苔で手巻き寿司風にして手渡ししてくれました。

特別なことは何もしていないんですけど、炊き立ての新米の魔力か。納豆は活き活き、しょうゆやネギ、海苔がとにかく香り高くて、とんでもないゴチソウに感じられたものです。


今度、自分でもやってみようかしらね。
子どもに食べさせたいですし。



それでは、また明日。



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