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中国日記

こんにちは。中国に到着してから1週間。SNSを開けないと聞いていたため、身構えていたけど、VPNというものを教えてもらった。スイスイとInstagramを見ることができて、驚いている。中国は、日本との兄弟みたいだ。(彼が日本に来て中国に帰って、ご両親にこの言葉を伝えたらしくて、わたしにもしっくりきた。)彼曰く、古くからの兄弟で、今はお互い独立している。まさに!と目から鱗だった。近隣国、最も近しい、そして昔から文化も交換していて、言葉も似ている。政治やメディア上では、決して仲良いとは言えない部分もあるのかもしれないけれど、奥深い部分では、わたしたちは繋がっている。そんな感覚。わたしは中国の人が"なんだか"好きだ。この"なんだか"がキーポイントである。とても懐かしい感覚がある。温かくて、近しい人を大事にする。それはたまに行きすぎることもあるのかもしれないけれど(これもまた社会問題になっている)それは日本でもどの国でも同じで、人間は大切な子どもや家族が愛おしくて心配で大好きでたまらないのである。

わたしの感覚としては、しばらく会っていなかった家族に、"最近調子どう?"と訪ねに来た感じなのである。相変わらず、皆んなこの土地で、生きているのだね、と。

実は来る前に少しびくびくしていた。昔、日本がこの土地や、南京などを占領し、ひどいことをしたのだよ、と教わって、もしかしたらわたしはこの土地に歓迎されていないのではないかと。わたしだって、その土地、その場所にいたわけではないから、真実は分からない。教科書の"真実"というものは、少し極端だったりするからだ。事実、多くの日本人は、被害を受けたことは"知っている"けど、被害を与えたことは知らなかったりする。というより、見たくない事実なのかもしれない。
でもわたしがここに来て感じることは、新しい世界の空氣が流れ込んでいて、皆んながそちらの方に順応しようとしているように感じた。彼らの笑顔はとても親しみを感じて人懐こい印象。どうか、海を挟んだ向こうに生まれた皆んなが、今日も幸せに生きてほしいと祈る。


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