突き詰めていえば、人にとって、技術以前に必要なモノとは? 描きあがった、「微笑みの、Andantino」を見つめながら・・・(my illustration)
今回描きあがったのが、こちら、以前にもご紹介しましたが、
そこからさらに描き進め、今日、自分なりに画龍点睛を遂げました(仕上がりました)
奥行きがあるように思えませんか
滲んでいるなにかも、(うーん!と)観ていただければ嬉しいな、と思うのですが
描いている途中、美しさってなんだろう?そう問いかけながら、描き続けました
というのも、
ゆかさん(こばゆかさん)
に、この《微笑みの、Andantino》の女性を微笑ませてあげてみてほしいと言っていただけたことから、
それならやってみようと、どんどん描き進めてきたのです
手塩にかけて描き上げてみたこの絵、
最後には、ゆかさんに、ゆかさん的な表現で《素敵》という風に、喜んでいただけたのが、喜びもひとしおでした
と言っても、僕にとってこの課題は、実はありがたくも、
とても苦痛でもありました
何故かというと、クールな表情を持ち味とする僕の女性画、
それに魅力を見せることでずっとやってきた面もあるわけで、
本質がクールな女性を微笑ませることには、大きな苦難が待ち構えていました
(時々、芸術家というのは、自分のドグマでやるのが真の美しさだと信じているのだから、あまり口出ししないでほしいな、なんて、普段は強がっていたのですが、でも自分が何に躓いているのか(芸術だけでなく何に躓いてきたのか)判っているような気もあったので、今回は素直に聞き入れてみようと思いました)
クールさを、微笑みに変えるというのは、実は自分の総合力、実力の全てを振り返り、省みて、一から登り始める作業でした
デッサン本を開き、母の意見を仰ぎ、
美しさとは、愛とは、ビジネスとは、芸術(美術)とは、全てを考えました
そして殆ど描きあがった時に、魂を籠め切った自分に対して、
「今日もいい一日だった」と、自分の一日を、初めてそんなふうに褒めてあげることにつながったのです
それは、それだけ気に入った絵が、いや、納得できる作業ができたということを現しています
その一日には、ひたむきに、まっすぐな努力をやり遂げたという中身がありました
また、両親との家族会議でも、自分の信念・意見を、素直・正直に言い切るということをやってのけた(自分の力量を偽らずに発言した)というところにもつながりました
そこにはこれまでの人生にない、いい(人生の)本質が詰まっていたように思います
芸術でも、生活でも、ひたむきさ、何度も挑戦して、いや、真っ直ぐにどこまでも挑戦していく中で、それを愚直というのか、誠心誠意というのか、誠実というのか、泥臭いというのか、愛というのか、純粋というのか、綺麗というのか、
そういったものを心の底から体現している自分がいたのです
それは、自分からの自分への愛、そして誰かへの(喜ばせてあげたいという)愛がなければ、成り立たないモノであったのだと思うのです
上手い下手より大事なモノ、そんなものがあることを、上手く思い出させてあげようと、ゆかさんは、何かしら苦しんでいる私に、アドバイス、いやいや、それに気づかせてくれようとした(こう書かせていただいた方が、品がありますね)のではないかと思います(きっとご自身も、それにずっと悩まれてきて、気づかれたことなのだと思います)
人を信頼して、信頼し合っている人との愛を大切にするところに、
取り組むことに対して、とてつもないパワーが生まれるのではないでしょうか?
それは、相手に旦那さんというパートナーがいても、
友達という間柄でも、それを超えた真っ直ぐな愛や信頼は、
新しいものを創造する根源的なエネルギーを持っているのではないかと思うのです
ゆかさんと私はnoteで知り合った友達です
でも友達って、本来、こんな風に信頼し合って、それ以上の(普段以上の)パワーを出すことができる、
そんな関係のことを言うのではないのかなと思ったりします
ゆかさんと私は友達であり、常に対等・平等な関係です
そういったほんとうの公平性を大切にしあえる関係であればこそ、
互いの意見を大切にし、誇れる何かを構築できるのではと思っています
仲間にいい加減なモノを渡せない、いい加減な仕事はできない・・・
技術以前に必要なモノとは、そういうのを、この作品を描き進める中で考えていた、美しさってなんだろう?の答えにしてみたいと思います😊
それは自分でも分かる滲み出ているモノかな・・・
自分自身の総合力が更にレベルアップしたように思います(笑
ゆかさんありがとうございました、
読んでくださったみなさん、ありがとうございました✨
Rose
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