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誰が何と言おうとキン肉マン愛を語る ~私の人生を変えたキン肉マン第9巻~

こちらは、キン肉マン愛が強すぎて、天狼院メディアグランプリにボツとなった作品です。なぜなら決して万人受けする訳でなく、ひたすらキン肉マン愛を勝手に語っているだけだからです。誰か共感してください〜💖

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あなたは自分の人生において「愛すべきもの」というと何を思い出しますか?

すでに私は人生が始まって40数年経過している。
私の40数年の人生の中で「愛すべきもの」として、子供達、うさぎのポムともう一つ外せないものがある。それが私の人生とともに歩んできた「キン肉マン」、いや「キン肉マン」という偉大な作品と共に私が歩んできたというべきだろう。

「キン肉マン」とは作者「ゆでたまご」1979年に週刊少年ジャンプで連載が始まった超人「キン肉マン」が主人公のプロレス系格闘漫画である。

キン肉マンとの出会いは今でも謎に満ちている。
あれは小学校3年生の頃、お小遣いを握りしめて近所の書店に行き、生まれて初めて漫画本(コミック)を買いに行った。当時「りぼん」や「なかよし」の人気少女雑誌で連載していたコミックを買おうと思っていたものの、私が1時間程かけて悩みに悩み、ようやくレジに持って行ったのは「キン肉マン」それも中途半端な第9巻であった。

二つの大きな謎がある。なぜ当時読んでいた少女漫画でなく、特に読んでもいない少年雑誌、それもどちらかというと苦手ジャンルのプロレス漫画「キン肉マン」であったのか、そしてなぜ「第9巻」だったのか。

まっ、これについては今わからないんだからずっとわからないのかもしれない。

ただ、一つ覚えている事はその「キン肉マン第9巻」が予想以上に面白く、1巻から買い揃え、そして9巻以降、昭和62年の最終36巻まで発売日に全巻買いに行くというハマりぶりだったことだ。

想像通り(してないよって言わないでね)ガチャガチャで販売されており大ブームとなったキン肉マン消しゴム、通称「キン消し」にも手を出してしまい、クラスの男子とキン消し交換をしつつ、かなりコンプリートに近い状態でのコレクションだったと記憶している。

36巻最終回が終わり、どうしようもなく寂しい気持ちになったが、その後時々キン肉マンをネタを話すも、徐々に熱は下がっていった。
しばらく冷めていたキン肉マン熱が復活するのは平成23年以降の「連載再開」である。
36巻の王位継承戦でキン肉マンが王となって最終回を迎えてからまさかの20数年経過していた。そして37巻からの再開!
王位継承戦以降の続編が読める、キン肉マンが再び読めるんだ!
ビックリしたのは言うまでもなく、そしてまたキン肉マン熱が再炎上したのであった。
(再開を知らない方は結構いるようだ)

さて、キン肉マン愛を語ると、必ず聞かれることが二つある。
「キン肉マンのどこが好きなの?」これに関しては、個性派揃いのキャラが、友情・努力など熱い戦いを繰り広げるも、特に初期はギャグ漫画の要素たっぷりで、キン肉マンが戦いの前にお漏らししていたり、牛丼を食べていたり、「へのつっぱりはいらんですよ」と謎の名言が飛び出したり。
そしてなんだかわけがわからないけれど、悪魔超人編にバーンと登場していた超人が、次のページから突然いなくなってるなど「矛盾」が入りまくっている摩訶不思議な漫画なのである。それなのに感動するわ、笑えるわ、のめり込むわ……それが私が大好きな「キン肉マンワールド」なのだ。実に「カオス」である。

そして、二つ目に聞かれるのは「好きなキャラは?」
これに関してはとても難しい。それは甲乙つけがたいからだ。キン肉マンも、ウォーズマンも、キン肉マンソルジャーも皆好きだ。個性派が揃い過ぎて登場人物すべてが好きなのだ。

あの時……小学校3年生の私がキン肉マン第9巻を手にしてしまったばかりに、私の人生の「愛すべきもの」の一つとなってしまった「キン肉マン」
稀にキン肉マン好きと、飲み会で遭遇すると「キン肉マン」ネタばかりの3時間を過ごすこともある。
要するにすでに私は「キン肉マンオタク」なのであろう。

私には夢がある。
それはいつか「キン肉マンクイズ王決定戦」というテレビ番組に出て優勝することだ。
雑学王の一つで特集が組まれたら良いなと勝手に思っている。

その時のために、いつも頭の中であの時……第20回超人オリンピックで決勝戦でロビンマスクを破った技は何だったかな(答えはメキシカンローリングクラッチホールド)とか、脳内キン肉マンクイズをしながら番組へいつ出場してもよいように準備万端なのである。
(が、しかし今のところそのような番組はないようだ)
ここまで読んでくれた方、キン肉マンという摩訶不思議な漫画の虜になってみたくなったでしょう?もともと知っている方もまた読み返してみたくなったでしょう?

そう思ったらぜひ私とオンラインで「キン肉マンについて語る会」を開いて語ろうではありませんか。

そしてまた私は、キン肉マンアンテナを張りながら、キン肉マンクイズ王になる妄想をしている。

ああ、今日もまた幸せな一日だ。

あの時、少女漫画でなく「キン肉マン」を選んだ小学校3年生の私を誉めてあげたい。

≪終わり≫

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