本間八重

⭐︎Mrs.Earth世界大会Asia代表 ⭐︎ミセスクイーン2020grand fina…

本間八重

⭐︎Mrs.Earth世界大会Asia代表 ⭐︎ミセスクイーン2020grand finalist ⭐︎MID-FM76.1プロデューサー、パーソナリティ第2火曜21時〜21時30分レギュラー番組『pomoon night』 ⭐︎心理カウンセラー1級

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プラス10センチのマホウ

『ねぇ、ちょっとそこA組が掃除するとこやろー』 『B組が掃除しろやー』 ある日のお昼過ぎの掃除の時間 、小学校5年A組と、5年B組が、廊下掃除の境界線をどこにするか揉めていたところだった。 お互い、余分に掃除がしたくなくて、押し付け合いというこんな些細なことでのケンカである。 私は当時B組だった。なんだかなぁ、、、 ケンカしなくてもいいのにと思いつつ、気の弱い当時の私は、何も言えず黙っていた。 その喧嘩は来る日も、来る日も続いた。 1週間ごとに掃除の場所が変わるのだが、廊下

    • 失恋はリムジンに乗せて

      「お嬢様、到着いたしました」 ここはホームページも出していない秘密の場所。 黒い燕尾服を着た初老の執事に扉を開けてもらい、私はリムジンから降りた。 選ばれた人だけが来ることができる幻の「レストラン」 失恋を癒すレストランとも噂で言われている。 こんな素敵な洋館があったなんて知らなかった。 繁華街から5分と離れていない、大通りから1本裏に入っただけのわかりやすい場所だった。意外と気付いてないものだなと思いながら席に通していただいた。 しかし、私はなぜ今ここに座ってい

      • こんな幸せのカタチ~ある夏の日~

        このお話は実話です。すっかり忘れていたのですが、このお正月、少し家にいられる時間があり…携帯のネタ帳(メモ帳)をフト見るとぎっしり何か書いてある・・・あそうだ、この時いろいろ心に響くものがあったんだよなぁと思って一生懸命メモしたことを思い出しました。 時は2021年のとある夏の日…私はその年の春に会社を辞めてから、今まで井の中の蛙のようだった会社員生活を飛び出し、人生の勉強という名の自由人を満喫しておりました。 その日はとても暑い日で、名古屋の大須商店街に何かの用事で出向

        • プロポーズされたのにフラれたわけ

          「もう時効かな……」と静まり返ったリビングで一人呟いてみる。 実は、20数年封印していた話があります。 若かりし頃のお話、少しお付き合いいただけますか? どこまでノンフィクションかは私のみぞ知る!笑 社会人1年目、同期入社のT君(以降、彼と呼びます)と意気投合しお付き合いをする事になりました。2人で話し合い、社内恋愛なので誰にも話さず隠し通すことにしました。 彼は優しくて、良く笑う、そしてとても頭の良い人でした。 私が相談したことに対して、いつも期待以上のものが返って

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          MID-FM76.1レギュラー番組

          6/5(土)深夜0:30〜1:00 レギュラー番組 『八重のpomoon night』が始まります‼️http://midfm761.com/timetable_sat.html 聞いてくださいね❣️ pomoon nightのモデルさんはもちろんこの子💖

          MID-FM76.1レギュラー番組

          「ほんの5分の奇跡の話」

          「ほんの5分の奇跡の話」  その日私は1人静かに地下鉄の駅のホームで泣いていた。 うつむいて、周りに気付かれないように。 悲しいことがあったわけではない。 なんだか嬉しかったのだ。 今から話すのは、ほんの5分のある日の私の物語。 ほんの5分だけど奇跡が積み重なった不思議な5分。。。 5分前、私は地下鉄の改札を通り、ホームへと歩いていた。 名古屋の天狼院という、本屋さんなのに様々な学びの場も提供する少し変わった本屋さんで、マーケティングゼミを受けた帰りだった。 その日

          「ほんの5分の奇跡の話」

          「雷雨、所により晴天なり」

          「雷が落ちるような衝撃をくらったことがある? 」 ある日友人に聞かれた。 即答するには少し難しい質問であったため、少し言葉に詰まってしまった。 私自身すでに40年数年生きていて、人生を振り返ってみたら、雷が落ちたような衝撃的な事件はいくつもあった。 実際、雷が落ちる様な気象時は、同時にザーザー降りの雨も降っていたりする。 それは心に雷が落ちたような衝撃をくらってその後号泣する……そんな感じに似ていると思う。 私は友人にこう答えた。 「雷が落ちたような衝撃的な事……うん

          「雷雨、所により晴天なり」

          「父の葬儀にカエルの歌を」

          病に倒れ闘病中の父が亡くなった時、私はまだ20代だった。 親不孝もしていないが、たいして親孝行もしていなかった私が、唯一出来た親孝行は孫の顔を見せたことだろう。 その時、第一子の長女みーちゃんは2歳になったところであった。 葬儀の時、何十年か振りに会った親戚もいた。「八重ちゃん大きくなって綺麗になって!」 (この時はもう田舎のダサさは結構抜けていた、詳しくはその前に掲載したミセス〇〇は田舎くっさい子から生まれたを読んでほしい) そう言われることはとても嬉しいが二言目には皆、

          「父の葬儀にカエルの歌を」

          その男、今日も色白なり

          女の私がうらやむほど色白な男がいる。 その男の名前は「ヨウ」という。 身長も高く、適度に筋肉のついた体格、そして整った顔のいわゆる「イケメン」である。そして、どこか品が良い。 私はホームパーティで何度かご一緒しているが、この男謎が多い。 いつ仕事をしているのであろうか、しょっちゅう旅行、ゴルフ、BBQなどに行き、アウトドアな生活をしているようであるのに、年中色白だ。 日焼けをしない、シミ一つない、アラフィフ男は「美肌」すぎて謎である。 そして行動や言動にも謎がたくさんあ

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          探偵の尾行より怖いホームパーティー

          「あなたは探偵に尾行されたことがありますか?」 と聞かれたらほとんどの人は「ない」と答えるのではないかと思う。 ある日、なんとなく気が合うメンバー6人がホームパーティで集まっていた。 6人は性別も年齢も職業もバラバラである。 その時、なぜその話題になったのかはわからないのだが、 「探偵に尾行されたことがあるか?」の問いになんと6人中5人があると答えたのだ。 なんなんだ……このメンバーは! 大爆笑であった。 かく言う私もその1/5に入っている。 自然の流れで、それぞれ

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          ミセス◯◯は田舎くっさい子から生まれた

          「あんたの彼女、田舎くっさい子やねぇー」 それは忘れもしない、初めて彼氏の実家に遊びに行き、帰り際にご挨拶をし、靴を履き終えて出た瞬間……玄関の扉の向こうから聞こえてきた「彼のオカン」の言葉であった。 おそらく彼(息子)にだけこっそり言ったつもりだったのだろう。 「今なんて!?」あまりのショックに目の前がくらくらした。 そもそも、ちょっと待って。 当時(1990年代)私達は三重県に住んでいて、私は四日市市、彼は鈴鹿市に住んでいた。 私の住んでいた地域はそこそこ大きな「

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          誰が何と言おうとキン肉マン愛を語る ~私の人生を変えたキン肉マン第9巻~

          こちらは、キン肉マン愛が強すぎて、天狼院メディアグランプリにボツとなった作品です。なぜなら決して万人受けする訳でなく、ひたすらキン肉マン愛を勝手に語っているだけだからです。誰か共感してください〜💖 ------------------------ あなたは自分の人生において「愛すべきもの」というと何を思い出しますか? すでに私は人生が始まって40数年経過している。 私の40数年の人生の中で「愛すべきもの」として、子供達、うさぎのポムともう一つ外せないものがある。それが私

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          私とアキちゃんとハーベスト

          (この記事はWeb天狼院メディアグランプリにも掲載られております)http://tenro-in.com/mediagp/162014?_thumbnail_id=162016 ---------------------- 転校を経験したことありますか? この問いには、たくさんの回答があると思います。 親が転勤族であったり、家を建てたり、やんごとなき事情であったり、もしくは一度も経験がない方もいると思います。 私は、社宅から家を建てる時に隣町へ引っ越しました。 小学校

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          うさぎ様は劇カワなのに、なぜ残念な生き物なのか

          そもそもなぜ「うさぎ様」とうさぎに「様」をつけるところから話が始まるのかもしれない。 それは簡単な話だ。 私が、我が家の「うさぎ様」の「下僕」となってもいいレベルにメロメロであるからだ。 我が家に「うさぎ様」が来たのは、3年前のクリスマスイブ。 クリスマスプレゼントという名目で「うさぎ」をお迎えしようと当時小5の息子をそそのかし、一緒にペットショップに行って息子にどの子をお迎えしようか選んでもらったグレーのネザーランドドワーフちゃん!(ピーターラビットの種類) そう、ここ

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