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思っていないのに・・・

中1と中3の娘の父親です。

米子松蔭高校野球部の大会参加が認められました。本当に、本当によかった。
今回の高野連の判断には思うところはありますが、このタイミングで判断を撤回した勇気はすごいとも思います。
これ以上、外野がとやかく言うことはせずに、米子松蔭高校野球部のメンバーがこの夏の大会を懸命に戦ってくれることを切に願います。

さて、昨日は少し早めに帰宅したのですが奥さんと長女がどうやら喧嘩をしていたようでした。
奥さん「親が言ったからとかじゃなくて、志望校は自分で決めなさい!今度の三者面談でも自分の口で先生に志望校を伝えなさいね!」
長女「お母さんがゴチャゴチャ口出すのが嫌い!●●高校や△△高校を下に見たような言い方はしないで!」

これまでの経緯も分からないので途中参戦することはせずに静観していましたが、入浴・夕食後、母親がいないところで長女に「なんで喧嘩してたの?」と聞いてもはっきりとした答えが返ってきません。
志望校のことで悩んでいるのかなと思ったので「志望校は親の希望とか関係なく、あなたの将来の夢のために必要な高校や、あなたが行きたいと思える高校がいいよ」とだけ伝えましたが、長女は何となく歯切れが悪い様子。

長女が寝た後に奥さんにも「なんで喧嘩してたの?」と聞いてみると、「今日は部活もなく、早くに学校から帰ってきていたから、お父さんが言っていた○○を時間のある時にやっといたら。」と声をかけたそうですが、スマホをいじってばかりで全然勉強する気配がなかったので「あなたには◇◇になるっていう夢があるんでしょ!?」と少しお説教をしたそうです。
すると、長女は「お母さんたちが言うから◇◇になりたいって言ったけど、本当はそんなのにはなりたくないっ!」と発したそうで、その長女の言葉を受けて「志望校も進路も自分で決めなさい」という奥さんの発言につながったとのことでした。
この時は奥さんも冷静になっていて長女の気持ちも分かるし、努力し続けていることは分かっていると言っていました。


長女には小学校の時から将来の夢があります。
高い目標でもあるので実現できるかどうかは分かりません。
でも親としてはその長女の夢を応援してあげたいですし、だからこそ必要な努力を促したくなります。
長女の夢はいつ頃からか自分自身で語ってきたことでもありましたが、年齢が上がるにしたがってその難しさも感じてきているようです。
『やらなきゃいけない』とは頭でわかっていても不安などもあったのでしょう。
少し前のテストで思うような点数が取れなかったことも不安を大きくしているのだと思います。
きっと長女は「自分が言ってきた将来の夢は親の希望で自分の本当の夢ではない」なんて思っていないのだと思います。
色んな不安があったり、逃げ出したかったり、誰かのせいにすることで自分を守りたかったりで本当は思っていないことなのに勢いで口走ってしまった言葉に後悔しているのだと思います。
だから就寝前の父の言葉に反論することもはっきりとした態度を示すこともしなかったのだと思います。

私にも似たような経験があります。
高校1年生か2年生かは忘れましたが、進学校に進んだものの学業も部活も上手くいかず、学校がおもしろくないと感じていた私は口論になった際に両親に「こんな高校には行きたくなかった!本当は◆◆高校に行きたかった!親が望んだから今の高校に進学した!」と言ってしまいました。
本当はそんな気持ちは1ミリもなく、自分で決めて自分で望んで進学した高校でしたが上手くいかないことを誰かにせいにして逃げたくて、自分を守りたかったのです。
そして、その時に私が発した言葉を聞いた時の両親の淋しそうで申し訳なさそうな表情が今でも忘れられません。
大人になってこの時のことは謝りましたが、それでも私の中ではこの後悔はいまだに消えていません。
覆水盆に返らずといいますが、後で訂正したとしても一度発した言葉は自分の中からは消えませんね。
だからといって言い間違えないように、勢いに任せて言葉を発しないようにと常に気をつけすぎて、何も言えなくなる必要もないのかなと。
時には感情をむき出しにすることも必要だとも思っています(特に家族には)。

長女が、自分が発した言葉に後悔しているのかどうなのかは分かりません。
色んな感情はあるだろうし、思っていないことを言葉にして発してしまうことは今後もあるだろうけれども、自分の本当の気持ちは偽ることなく、これからの人生を歩んでいってほしいなと改めて感じた昨夜でした。
 
やっぱり子育てって難しいですね。。。
 
では、また✋

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