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事業型NPO選択の経緯

結婚相談NPOの影山です。
家族サービスと申しますか、これまでの家族サービスしなさ過ぎを反省し、家族旅行に行ってきました。もちろん、一泊二日です。

起業は営利セクター・非営利セクターにかかわらず家族を巻き込んでしまうもの(独身ならば仲間の、既婚ならば家族の理解が必須です)ですが、非営利セクターとなると、家族も「公の利益の為なのだから‥」とついつい我慢をしてしまうようです。妻帯者(夫帯者?)が非営利セクターで起業をする場合は、より一層、意識して家族サービスをするよう心がけた方が良いと思います。

本題ですが、今回は私が事業型NPOを選択した経緯についてお話ししたいと思います。
私の場合ですが、まずは「少子高齢化問題」に対する危機感が前提にありました。
少子高齢化問題に対して、少人数で少しでも多く効果を出す事ができる方法は何か?を調べる中、複数の友人から「条件が悪く、結婚相談所に入会させてもらえなかった」という話しを聞き、結婚に困っている人が行く結婚相談所が好条件を入会条件にしているのはおかしいという感じ、そこにマーケットもあるのではないか?と考えたのがきっかけです。

社会起業という選択

社会問題解消と事業が両立出来ればこれ以上の事はありません。
当時、社会起業という言葉がチラホラ出てきていたので、
社会起業家の本を読み漁り、婚活マーケットを徹底的に調べました。

この時点では法人格にこだわりは無く、営利企業でも構わないと思っていました。ただし、条件が厳しい方にもご利用いただく為には費用を抑える事が欠かせませんが、当時認識していた課題として、

〇営利企業として活動する限り、低価格化が難しい。
〇非営利セクターで無いと、行政との協働が難しい。
〇慈善型NPOの場合、先に助成金を獲得しなければリスクが高過ぎる。

の3つが挙げられます。

これはたまたまだったのですが、東日本大震災にボランティア参加をした際に触れ合ったアメリカのNPOを調べる中で、事業型NPOが増えている事を知り、事業型NPOであれば、この3つの課題が解消できると考えました。(今見ると理論的には合っているものの、少し甘い部分を感じます。)

世の中のNPOに対する印象

この時点で事業型NPOが我々には一番合っているだろうと結論付け、一刻でも早い活動開始を!と設立準備を始めましたが、それでも気になっていたのが、世の中のNPO法人に対する印象でした。
それは、私自身のNPOに対する印象が元々良くなかった事に起因します。
加えて、設立準備中に起きた出来事がNPO法人、大雪りばぁねっと。問題でした。

このニュースには私も呆れてしまいましたが、ニュースで聞くだけでは無く、実際にどういった方達がNPOを運営しているのか接してみよう!と、複数のNPOと接触し、実際に純粋に社会問題の解消に取り組んでいる方が大勢いらっしゃった事は私を前向きにさせてくれました。

同時に、こういった一部の問題あるNPOの行動で簡単に印象がひっくり返ってしまう事は大きな事業リスクだと今も捉えています。
特に大雪りばぁねっと。の件では致し方ないとは言え、関連した複数の自治体が槍玉に挙げられていたので、共に協力しないといけない自治体からも性悪説で見られたら四面楚歌だな‥と脅威を覚え打つ、2013年頭、まずは任意団体として結婚相談NPOとして活動を開始しました。

私にとって任意団体はまだ引き返す事ができるフェーズですが、結婚相談所連盟への加盟など、運営に欠かせない部分さえ通れば、NPO法人化をしようと腹をくくった事になります‥

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